
きょうの全校朝礼では、私から学習習慣について話をしました。
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〈H29(2017).5.12. 朝礼校長講話〉
「いやなことは、早く済ます」
あるラジオの番組で、中学生が子ども電話相談で質問します。それに対して、パーソナリティが答えるというコーナーがありました。
その中学生は言いました。
「うちのママは、毎日毎日、
朝は早く起きなさい。
よく手を洗いなさい。
よく勉強しなさい。
テレビをいつまでも見てはいけません。
夜は早く寝なさい。
と、うるさくて仕方ありません。ボクはどうしたらいいのでしょうか?」
回答者は言いました
「朝は早く起きなさい。
よく手を洗いなさい。
よく勉強しなさい。
テレビをいつまでも見てはいけません。
夜は早く寝なさい。
以上です。さよなら。」
この回答が、たいへん簡単明瞭でわかりやすいアドバイスだと、ラジオを聞いている人の間で評判になったそうです。
このやりとりは、やりたくないことで、悩んだり文句を言うヒマがあったら、「さっさとやってラクになりなさい」ということなのです。そして、少しでもやる気になったら、気が変わらないうちに、さっさととりかかってしまうのが得です。このようなことを、ラジオのエピソードが言っているのです。
さて、生徒のみなさん、あと5日したら中間テストです。みなさんは家庭に戻れば、「早く勉強しなさい」とか「よく勉強しなさい」と言われているのではないですか。
とくに1年生の人は、初めての大きな定期テストです。たくさんの試験範囲のまとまりを一つずつ復習しなければなりません。それが今までの小学校の学習と大きく違う点です。だから、とまどっている人もいるのではないですか。
家での学習をやりたくないと思う人がいるでしょう。これは2年生にとっても、3年生にとっても同様です。
そこで、最初の子ども電話相談の話に戻るわけです。やりたくないことがあるならば、さっさとやってラクになりましょう。
それを繰り返すうちに、身につくものがあります。それは、家庭学習の習慣なのです。
習慣になれば、イヤなもの、めんどうなものという感覚は消えていきます。
歯みがきという習慣を当てはめましょう。歯みがきは、最初はめんどうなものです。
でも、朝起きて、毎日歯みがきを繰り返すうちに当たり前になったでしょう。めんどうなものとは、思わないでしょう。
また、歯みがきをして、「うん、これで虫歯が1本減ったわ」と「歯石がつかなくなるね、歯みがきって素晴らしいね。」
なんていちいち考えることもありません。深く考えることなく、朝に当たり前におこなう行為になっています。これを習慣と呼びます。
実際、私は3年生を42期生、43期生とみてきましたが、熱心に学習や授業に取り組むことがちゃんと習慣になっている学年でした。今年の3年生もそのような学年になります。
イヤなこと、めんどうなものが少しでもやる気になったら、気が変わらないうちに、
さっさととりかかりましょう。そのような三中生であってください。
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また、生徒会からは、三中の「いじめZERO」の取り組みについて、1年生には初めて、2・3年生にはあらためて、紹介しました。
また、昨年全校生徒で歌った「あの空」のビデオを見ました。
今後、各学年ごとにいじめ反対の取り組みが進んでいきます。