箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

三中 七つ角の井

2017年05月01日 10時35分31秒 | 教育・子育てあれこれ



三中には、「七つ角の井」という池があります。

体育館とグランドの間の通路に面した場所にあります。

この池は、もとは瀬川地区に古くからあった「七つ角の井」という井戸にちなみ、作られたものです。

昭和11年の「土地宝典」には、この「七つ角の井」がのっています。

その当時、三中の敷地は高井田と呼ばれており、水が豊富に湧き出す土地だったと聞いています。

昔、どんな日照りでも、田植えの頃になると、こんこんと湧き出す「七つ角の井」が、三中の敷地内にありました。

学校ができるということで、井戸がなくなることに心を痛めた人たちの願いで、せめてその名残を留めるということで、校舎、敷地のデザインに取り入れられました。

その池に、箕面三中の同窓会「ささゆり会」が、創立20周年記念として、噴水を取り付けました。(いまは、噴水は出ません。)

いまは、亀が二匹生きていて、春になると姿をあらわします。天気のいい日には、甲羅干しをしています。

昼休みの生徒たちの憩いの場として、40年以上の年月を過ぎても、存在しています。