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子どもが友だち関係でうまくいかず、悩んでいるとき、親は気になるものです。
そこで、親は学校に相談しようとします。
この場合、とくに中学生については、親は子どもに了承を得ておかなければなりません。
「なんで先生に言うたんよ!」とならないように配慮しなければなりません。
では具体的に・・・
M:「お母さんは、このことを学校の先生に話したほうがいいと思う」
「クラスの友だちのことだから、担任の先生に相談しようと思うんだけどいいかな?」
D:「学校で騒ぎになるし、おおげさにしんといて。だから、相談せんといて」
M:「じゃあ、どうしよう?」
D:「もうちょっと、がんばってみる」
M:「そう。そう思うなら、もうちょっとがんばってみなさい」
数日後・・・
M:「やっぱり、辛いのとちがうの?」
「あなた一人でかんばるより、先生にも言って、力を借りたらどうなの」
「そう、お母さんは思うよ」
D:「・・・・・」
M:「わが子が悩んでいるという問題は、 親の問題でもあるから、親の責任として、学校ヘ行って、先生に相談してくるね」
さて、この会話のポイントは、太字の部分です。
「あなたのため」と言わないのがいいのです。
「あなたのためだから・・・」で子どもは納得することもありますが、「あなたのためだから・・・」と言うと子どもが重荷に感じることが多々あります。そこで、あくまで親の責任を強調します。
この点が、思春期の子どもへの配慮の繊細さです。
そして、「お母さんは、いつもあなたを守るからね」を付け加えます。
親の責任として行動は起こす。
何かのときには、あなたの力になる。
このようにして、子どもを支えてくださればありがたく思います。