
子どもと接していると、どうしても叱らなければならないことはあります。
しかし、いつまでも叱り続けるのは、逆効果になります。
ガミガミ叱られるのは、思春期の子はとくにいやがります。
人はだれでも間違いをするものです。間違いを避けれない事故も起こります。
こういうとき、頭ごなしにガミガミと叱りつけないようにします。
大切なのは、子どもが失敗から学べるように導くことが大人の役割です。
なぜこういう結果になったのかを理解させ、ちゃんと後始末ができるように考えさせ、導いていけばいいのです。
生徒が学校の物を壊してしまった。
「だから、気をつけなさいと言ったでしょう。
不注意なんだから。
ふだんの行動を見ていたら、いつかこんなことになるかもしれないと思っていたわ。
だいたい、いつもふざけすぎなんだから。
いったいどうするの?
こうしたら、こういうことになるとわかる年齢でしょう。
中学生でしょう。やる前に考えなさい。
怪我をしなかったのはよかったけど、弁償してもらうから・・・」
もし、こんなふうにガミガミ、しつこく言うと、たいていの子は、キレて言い返すか、ブスーとして黙りこくってしまいます。
叱るときは短く。
なぜこうなったのか。
同じ間違いを繰り返さないためには、自分が今度からどうすればいいか。
考えさせるのは、これだけで十分です。