命という文字は、「人をひとたたき(一叩き)」と書きます。
これは、人を殴ることではありません。
一叩き一叩き 絶えず連続して動いているものは何でしょうか。
「心臓」です。
心臓の一叩き一叩きが「命」です。
こう言ったのは、お笑い芸人のゴルゴ松本さんです。
みんながもっている命。
当たり前で、すぐ忘れてしまうのが命の尊さ。
ふだん当たり前なものは、消極的にとらえがち。
しかし、心臓の動きのように、命は私たちの体内で、つねに能動的に動いているのです。
大切にしたいし、大切にしてほしい。三中生にも。
以前、前任校で、交通事故で、14歳で亡くなった生徒がいました。
そのお母さんは、語っておられました。
「生徒みんなが共通してもっているのは命。その命をどうか大切にしてください」
親から、先祖から受け継いだ命。
命を授かった奇跡を、しみじみと思います。