箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

想いを詩に綴る

2017年05月16日 09時23分06秒 | 教育・子育てあれこれ















1年生が国語の時間に作った詩が、いま2階の渡りローカに貼ってあります。

それらの一部を紹介します。

生徒一人ひとりが、一生懸命に考え、言葉をつないだ作品です。

その詩のいくつかに対して、私もコメントを添えます。

🔶桜をテーマに書いた詩が、いくつかありました。

桜の花は、大原櫻子の曲「ひらり」にあるように、ひらりと花を落とします。

4月11日の離任式では、三中を去る教職員が体育館を退出するBGMにこの曲を流しました。

映画「チアダン」にも流されたましたが、「ひらり」は、メロディラインが美しい名曲だと思います。

🔶「自由になりたい」と書いている詩があります。

中学生はさまざまな制約のなかで、生きています。

その意味で、「自由になりたい」と思うことがしばしばあります。

しかし、私は伝えたい。自由を求めてきたみなさんは、これからも自由の中で生きるたいへんさを知ることになる。

これは、前に私が卒業していく生徒たちに贈った言葉です。

🔸紐のことをとりあげ、からまったり、ほどけたりするのが人生のようだとたとえている詩にかんして

「糸を繋げることも結び

人を繋げることも結び

時間が流れることも結び」

この言葉は、映画「君の名は」で、おばあちゃんが言っていたものです。

紐はからまったり、ほどけたりもしますが、結びを作ることもできます。結びとは、言葉を変えと、「縁」と呼べるのかもしれません。


三中生には、中学生としての想いがあります。
感性豊かに、言葉を大切にする大人になってほしいと願っています。