箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

健やかに育てる

2017年11月16日 15時09分09秒 | 教育・子育てあれこれ


箕面市教育委員会は、子育てについて、「認めて、ほめて、励まそう」をよく標語にあげています。

たしかに、そうなのですが、わかっていても、なかなかできないのが子育てです。

これは、わが子だからです。情があるから、感情が起こります。

カッとなって、わが子を怒ることもあります。説教して、親のいうことをきかせようとすることもあるでしょう。

「今まで、これだけ言ってきたのに」
「ここまで大きくなるまで、どれだけたいへんだったかわからないのか」

怒りが込み上げてきて、怒ったりするのです。

しかし、この場合でも、殴ったり蹴ったりの暴力は、ぜったいに使わないようにします。



ここでは、家庭での殴ったり、蹴ったり」を取り上げます。

一般的に、学校で暴力的な傾向をみせる子は、いままでに親から暴力を受けてきた場合が、多くあります。

しつけと称してわが子に暴力をふるう、または、気まぐれ的に暴力を受けて育った子は、向上する気持ちが生まれにくいのです。

親から暴力を受けて育った子は、親になると、またわが子に暴力をふるうこともあります。

虐待は連鎖しがちです。

今月11月は「児童虐待防止推進月間」です。

おとなやまわりの人からの、温かいサポートを受け、子どもは健やかに育ちます。