明日から、2学期の期末テスト。
もちろんテスト1週間前からの準備学習は必要です。
さて、ボーイスカウトのモットーは、「常に備えよ」です。
心、技、体について、いつであれ、「社会や他者の役に立つことができるよう、万全の準備をしておく」という意味です。
ところで、以前の定期テストは、授業でやった知識を暗記してテストに臨むという準備学習が主流でした。
もちろん、今でもそれはテスト学習の中心です。
しかし、その知識は暗記するだけでなく、テスト準備の学習を通して、応用したり、活用したりできるまで高めておく必要があります。
とくに、「学力テスト」(実力テスト)や高校入試では、
たんにQ「天保の改革は、何年に始まりましたか?」→A「1841年」
のような問題に対応できるだけでは不十分です。
Q「天保の改革は、江戸幕府による政治に、どのような影響を与えたのか?」
→答えはいろいろあります。
A「大名が幕府に従わなくなって、揺らいだ幕藩体制の維持が決定的に困難になるもとになった」
このような考え方を、問題文に盛り込んでいる大名の反抗の史料から、読みとり、解答するという思考力を問う問題にも対応する力が求められます。
いずれにしても、テストの準備学習は大切です。
生徒たちのなかには、悩みながらも学習に励んでいる子がいます。
明日からのテストに備え、準備を怠りなくしてほしいと考えています。
プロサッカーの本田圭佑さんは、次のように言っています。
「準備がすべてだとボクは思っている。
準備の段階で試合は始まっている。」
中学生にとって、準備の段階で試験は始まっています。