
三中中庭の藤棚の藤の木も、葉が黄色になり、11月も残すところわずかの日数となりました。
本日は、期末テストの二日目でした。
今日は、「教員の働き方改革」について、述べてみます。

中学校教諭の時間外勤務の長さが、今年4月の調査結果の公表を受け、問題となっています。
全国の中学校の教諭の1.7人に1人が、過労死ライン(月80時間の時間外勤務)を超える長時間労働を強いられている。
そこで国は、教員の働き方改革を進めなければならないとしています。
アメリカのある女優さんが、ブログで次のように書いています。
「がむしゃらに働き続けているあなたへ
時間は私たちの指の隙間からこぼれおちていきます。
愛する人との時間は100ドルで買えますか。
あなたがもし明日死んでも、会社には代わりになる人がいます。
でも、家族や友人は、残りの人生を「あなたを失った悲しみ」と共に生きることになるでしょう。
そのことを思えば、もっと家族との時間を大事にできるかもしれませんね。
人生には、仕事より、もっと大事なことがあるのです。」
こんな視点も、一定程度ふまえながら、学校の教員の働き方改革は進めていかなければなりません。
たしかに時間外勤務の長さは改善すべき課題です。
社会全体も「教員の長時間労働を何とかしなけ
れば」という世論になりつつあります。
しかし、教員は学校で働くなかで、たとえば子
どもたちの笑顔やまっすぐな態度に接して心が
洗われる気持ちになります。
さらに、卒業前の子どもたちの豊かな成長というかけがえのない宝物とモチベーションを得ることができます。
ですから、労働時間だけでは計ることのできない教育の効果や教職の質などが、もっと世の中に見えるようになればいいな、と私は思います。
学校ではとくに量的な計り方だけではない働きかたの改革、質的な部分が議論され、もっと地域や社会へ発信されるべきであるというのが、私の考えです。