子育てにおいて、いわゆる「過保護」かどうかは気になるところです。
お子さんが中学生の場合、親が子どもをかまい過ぎると、自立しにくくなります。
次にあげる項目は、中学生への子育てが過保護かどうかを判断する一応の目安になります。
小学生の場合なら、項目のほとんどが当てはまっても、過保護だとはいえません。
でも、中学生なら、親は子どもへの手のかけ方を変えなければなりません。
🔹子どもは、我慢ができない子である。
👉子どもか思い通りにならないことに耐えられないということは、親が手をかけすぎているということです。
🔹子どもは、ものを大切にしない。
👉これは、親が常に子どもに必要なものを買い与えているからです。持ち物がどこかにいっても、親が揃えてきたから、となります。
🔹子どものケータイを、親がいつもチェックしている。
👉子どもが了解しているのなら問題はありませんが、了解していないなら、親には隠しておきたいことを書いているかもしれません。
大人に隠しごとをするのも、中学生なら成長に必要な場合もあります。
🔹子どもがこれからしようと考えていることは、たいてい予想がつく。
👉親の期待通りに子どもが考えたり、行動することが常になっています。
🔹子どもの持ち物が、一つでも増えたり、減ったりすると、気がつく。
👉親が子どもの行動を管理しすぎです。また、子どもへの関心が高すぎるのです。
🔹子どもが生まれてから、ずっと自分の欲しいものを我慢している。
👉倹約は悪いことではないですが、ずっと子どもに我慢させ、それが本人の負担になっているなら、これも保護しすぎと考えられます。
過保護かどうかを判断するのに、もちろん、これだけの基準で十分ということはありません。
また、上の基準に一つでもあてはまれば、過保護だといえるものでもありません。
しかし、かなりたくさんあてはまるなら、中学生であるわが子への接し方を変えていくことも必要になります。