Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

「闇の子供たち」観てきた

2008-08-10 21:02:53 | 映画
タイでの幼児売春と子供の臓器を売る闇ルートのことを扱った映画「闇の子供たち」を観てきました。

公式サイトはコチラ(cliquez ici)

映画に描かれていたこと、それを「映画だから少々センセーショナルに脚色しているのさ」と受け止めるか、「現実を知らない私はナイーヴすぎる?」と反省するか・・・・。

フランス語でナイーヴ(naïf 女性形はnaïve)というと、まず出てくる意味は、バカ正直、お人よし、世間知らずの 、というもので、日本語で使うナイーヴとはニュアンスが違います、もちろん、純朴な、無邪気な、素直な、という意味もありますが)


お客の指名を待つ子供たち。
留置場のような部屋の中に女の子も男の子もいます。
子供たちが体に巻きつけている毛布の模様が動物やお人形のだったのが印象的でした。
この毛布は売春宿が用意したのか、それともいくらかのお金と子供を交換した親が持たせたものなのか。
子供たちの中には大人から病気を移されて、苦しんでいる子もいて。
売春宿の大人は「この子はもう使えない」と一言。

捻じ曲がった大人の欲望の対象になることすらあってはならないことなのに、更には、この子供たちは、豊かな国の裕福な親を持つ病気の子供のための臓器提供者になるのです。

この映画の中には、貧しい国に生まれ落ちてしまった子供たちの悲劇が映されます。

世界中には様々な気候風土、宗教民族、政治体制、経済状況の国があります。

そこには、毎日毎日何キロも歩き、水を汲んでは家に運ばなければならない子供、幼くして武器を持たされ、兵士として人を傷つけ殺す経験をさせられる子供、路上で物乞いをする子供・・・。幼児性愛者の相手をさせられる子供。

日本では「格差社会」なんていうけれど、世界にはもっともっと根本的な大きな格差があるのです。どんな家族の元に生まれるか。

親を困らせようとして問題を起こす日本の子供、学校裏サイトで友達をいじめてる日本の子供ってナイーヴすぎる・・・・。
ま、大人がナイーヴなんだもん、仕方ないか 

ここでも以前、フランス語の先生に言われたことを思い出しました。

Il faut être informé.


帯状疱疹だってよ~~~

2008-08-10 09:30:23 | Weblog
人並みになりました。帯状疱疹(涙)
先週の初め頃から、左膝のすぐ下にまとまって水泡ができ
「あれ?虫に刺されてかぶれたかな?」と思ってました。
3日ぐらいすると、その症状が左膝の内側にも出てきて、
ちょっと痛いかも・・・と思っていたのです。
木曜日の夜は酔った勢いで水泡を3~4個爪で潰したりして。

金曜日、どうも痛いのが取れないということで
急遽皮膚科へ。

皮膚科の待合室に「帯状疱疹とは」という小冊子が置かれていて
何気なくパラパラとめくってみたら、どうも自分の脚の症状と似ているのです。
「もしや?」


先生の診察前に看護婦さんが「どうしました?」と
わたしの脚を見るや否やの納得顔。
どうも、誰が見ても帯状疱疹だったようです。


先生の診察も「これは帯状疱疹ですね」と確定。
「特効薬出します。1週間飲み続けてください、あと塗り薬も」
ということで、あれよあれよと言う間に、私は帯状疱疹患者となったわけです。

「他のところには出ていませんか?太ももの内側とか、お尻の方とか」と
チェックされました。
幸いにも疱疹は膝の内側で止まっていたのです。
放っておくと、だんだん上に広がっていったのでしょう。
金曜日のうちに行っておいてよかったよ、早期発見早期治療。

帰りの車の中で友達に「帯状疱疹になった」とタイトルだけのメールを入れたら
速攻で返事が来ました。「誰が?」と。

そうです、誰も私が帯状疱疹になるなんて思ってもみないわけです。
そりゃそうです。私が医者に行くとしたら自分の歯医者か獣医さんぐらいですから。

家に戻り母親に行ったら開口一番「あんた、そんなに気遣ってたの?」だと!!!

言いたいこともいろいろありまし方、グッとこらえて直後にまた友達に電話でストレス発散!友達も同じ病気の経験者で同じようにパワフルわがままの母親に付き合わされる立場です。

「お互い大変だね」と慰め合った次第です。

帯状疱疹はピリピリと神経が痛んで眠れないといいますが、わたしはそこまでのことはありません。
ただ、痛くて目が覚めることはあるけどね。

ああ、当分お散歩もやめとこう。
せっかくダイエットが軌道に乗ってきたのに残念です。
せめてビールやワインをやめておきます。


フランス語で帯状疱疹は「le zona」だそうです。
「帯状疱疹になっちゃった」は「Je suis tombée en zona.」とでも言うのでしょうか?それとも「J'ai attrapé le zona.」かな。