Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

泣いてる場合じゃない

2010-01-18 22:48:16 | ねこねこ
ご覧になりましたか?今日の「TVタックル」
日本のペットを取り巻く実態のレポートが多く出てきました。

ペットの殺処分はもちろんのこと、ペットのリサイクルまで!
ホステスの女の子が、お客さんにペットをねだる。お客さんはお店の近くのペットショップで小型犬の子犬を買い求め、ホステスさんにプレゼントする。ホステスさんはそのペットを販売元のペットショップに”返品”してキャッシュバックをしてもらう。
1匹の子犬で3人ぐらいのお客さんを”騙し”儲けているそうだ。
ホステスさんとペットショップはグルなのだ。

そういえば、銀座の並木通りの8丁目寄りにペットショップを見つけたときに「ああ、きっと、ホステスさんがここでペットと出会ったり、何かの時には預けて面倒を見てもらったりするのね、職場に近いほうが便利だものね」と思ったけれど、甘かったのかもしれない。

ペットの殺処分のVTRが流れ始めたときは、思わず両手で顔を覆ってしまった。
よわよわな自分。
ある自治体は、殺処分のためのガス部屋に「ドリームルーム」という名前をつけているのだそうだ。そうでもしなきゃやってられないのだろう、きっと。
病気で苦しんでいる犬を見ていられない飼い主が、処分場に連れてくるのだ。
かわいくて元気いっぱいのときは飼えても、病気になって、手がかかるようになったら飼養放棄なんて!よくできるね、そんなこと。
ほかには、飼い主さん自信が高齢でもう飼いきれないので・・・というケースもあるそうな。処分場に飼い犬を置きに来なければ、もう他にはどうしようもない飼い主さんの気持ちを思うと、さぞや辛かっただろうと思う反面、どうにかできなかったの?とも思う。
どうにかなっていたら、こうはならなかったのかな。

以前、ずっと以前、猫の里親さんの橋渡しをしたことがある。
お嬢さんがご両親のために猫を探していらした。
そのお嬢さん曰く「うちの両親にとって、今度飼う猫が、きっと最後の猫になると思うのです。だから、三毛ちゃんがよいのです」と。
猫は一度飼い始めたら20年近く生きる。
もっとかもしれない。
飼い始めた猫(犬)の面倒を十分に見られる自分の環境かどうかを考えることはとても大切だ。体力的に、経済的に。


たまたま、そばに座っていたエルメスの頭を何度なでたことか。