Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

がんばれ、茶々

2010-04-21 21:45:15 | ねこねこ
弟のところの猫が腎不全で入院中。

月曜日に弟から電話があり。
「茶色の猫が、ぐったりしてて、なんか危ない感じ。動物病院、どこへ連れて行けばいいかなぁ」と聞いてきた。
すぐに、うちの主治医さんを紹介。
検査してもらったら、重度の腎不全だそうだ。
茶色の猫(名前は茶々、黄土色のトラ猫だ)は外で飼われている。
当初は室内で飼われていたのだが、粗相が激しく外にだしてしまったそうだ。
弟の家は1階部分がかなり広い車庫になっている。そこを含む家周辺で、相方のにゃにゃと一緒に生活していた。
付かず離れずの暮らしぶり。
うちのような完全室内飼いではない。
ちょっとぐらい姿が見えなくても「そのうち帰ってくるだろう」と鷹揚に構え、実際にそうだったし、問題はなかった。今までは。

月曜日、弟(自営業)が車庫に戻ったら、いつもなら足元にまつわりついてくる茶々がぐったりと寝込んだまま動かなかったという。
声をかけても、返事もしなければ頭も上げられなかったそうだ。

緩い飼い主の弟もこれはまずい、普通ではないとすぐに分かったらしく、わたしにSOSコールしてきたというわけだ。
生憎、美容院でパーマ中だったため、美容院の鏡の前で獣医さんに電話をし、事情を話して、診察時間外で診てもらった。

血液検査の結果、腎臓の働きを示す数値が異常だとか。
40までが許容範囲の数値のところ、200を超えているとのこと。
即刻入院。
でも、入院して改善される保証はない。
腎不全も急性ならば、その後腎臓が回復する可能性が大きいけれど、慢性化したものだと難しいらしい。

今日は水曜日。
わたしも獣医さんへ行き、様子を見てきた。
数値はまだ200を超えたまま。
自分でご飯を食べられないし、水も飲めない。
しかし、病院へ行った直後は血尿だったのだが、今はだいぶよくなったそうだ。

先生曰く「腎臓が働かないから、自力でオシッコできなかったんだ。うちにきて強制的に出したら、ホッとした顔してたよ。オシッコできなかったから、尿の毒が体に回ってしまっている可能性もあるよ。ボクの経験から見ると、楽観はできないね。このまま逝ってしまう可能性もあるよ。あとは、この猫の体力次第だね」と。

寝たきりで、オシッコもそのまましてるから、下半身がぬれていた。
頭を上げていられるようになっただけ、月曜日よりはましかもしれないけれど、元気なときの茶々と比べたら・・・

弟の子供たちも、もちろん心配している。
そして、大人たち(弟夫婦)は治療費のことも当然ながら心配している。
何日入院するのか?入院していれば必ずよくなって助かる保証はない。

今、弟は難しい選択を迫られているのかもしれない。

エルメスやパスカル、シラクがそうなったら、どこまでしてやれるのだろう。
先日、パスカルは血液検査をして、どの数値も正常範囲だった。
エルメスの検査もしなければ。シラクも。

茶々、がんばれ!
エルメスやパスカルより、若いんだから。

茶々が入院しているケージの隣のケージの中に、箱があり、
その箱の中には、まだ目も開いていない子猫が4匹。
保護した人が仕事で外出している間、預かっているそうだ。
箱の下にヒーターを置いて、保温していた。
4匹は体をくっつけて、ミーミー言っていた。
本当ならば、お母さんのおっぱいにくっついて眠っているはずの子猫たち。
母猫と引き離した人間がいるってことだ。
そして、そのコたちを助けようとしている人もいる。

先生が私に「いいものみせてあげるよ」と言って見せてくれたけれど、
そして「どう?」と言うけど、うちはムリです(笑)