Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

初めての経験か

2010-05-10 20:32:03 | ねこねこ
弟の所の猫、茶々が今日旅立った。
「いろいろありがとうございました」と義妹から午後3時少し前に電話が来た。
中3の姪っ子は泣いているという。
そうだろう、茶々と一番仲が良かったのは姪っ子だった。
下の二人の男の子が帰ってくるのを待って、ペットのお寺へ火葬してもらいに行くという。
その前にと思い、お花を持って弟の家に向かったら、車ですれ違ったようで
義妹から電話が入った。
「もう家を出ました。ここで止まって待ってますから」と。
彼女の車を追った。
助手席には、バスタオルにくるまれた茶々が入った段ボールを膝に乗せた姪っ子が座っていた。
男の子たちは後ろの席で神妙な顔つきだ。
身近な存在の死、初めての経験だ。

「お寺についたら、お花を茶々の周りにいれてあげてね」


今頃茶々は骨になって家に戻ってきているのだろうか。

おとといの土曜日、義妹が実家近くの、彼女の独身時代の馴染の獣医さんに茶々を連れて行ったそうだ。
そしたら「もう、腎臓も縮んで硬くなってるから、あと2~3日ってこころだね」と言われたそうだ。
そしてその通りに2日後に旅立った。

半分外猫状態で飼っていても、家猫であったことにかわりはなく
「気づいたら、駐車場の隅っこで息絶えていた、っていうんじゃないもん、みんなで、本当にみんなで
できることをしたんだからよかったよ」と言うしかない。

言いながら、「ああ、自分の猫じゃないからこんなこと言えるんだ。」と思った。
猫を飼うのは、パスカルやエルメスやシラクが初めてではなく
私が小学校5年生の時に、弟が拾ってきた猫が第一号だ。
その猫もその次に飼った猫もとっくに死んでいる。
しばらく間があいて、エルメス、パスカル、シラクの順にわたしのもとへやってきた。
私が飼養責任者ってことだ。
だから、この猫たちの旅立ちは堪えるだろうなぁ。