Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

新年最初のフランス映画

2007-01-01 21:02:13 | 映画


明けましておめでとうございます。

Bonne Année 2007

元旦の一日いかがお過ごしですか?

私はDVD鑑賞。
フランス映画「親密すぎるうち明け話(Confidences Trop Intimes)」を観ました。
監督は「髪結の亭主」のパトリス・ルコント。
もう「官能」の一言の映画でしたよん。
官能と言っても、ベッドシーンがあるわけでもなく、キスシーンすらありませんでしたが・・・。

<あらすじ>(月刊誌「ふらんす」6月号より)
 税理士のウィリアムは、付き合っていた女性とも別れ孤独な生活を送っている。ある日、アンナという美しい女性が彼を訪ね、突然、夫婦生活の悩み事をウィリアムに語りだす。アンナはウィリアムを、同じ階に診療所を構える精神分析医と間違えたのだ。ウィリアムは彼女の打ち明け話に戸惑いながらも、話の内容に興味をかきたてられる。アンナは夫婦の秘密を告白し始め、そんな彼女にウィリアムは次第に惹かれていく。


 

この映画で面白いと思ったのは、税理士と精神分析医は、仕事上、顧客(患者)の個人的なことを知る立場にあるということで共通点があるということ。
離婚に伴う税務上の問題、会社の税金対策、相続税の問題などなど、税理士は顧客の話に耳を傾け、ベストの解決法を提示する。
精神分析医も同様。まず聞いて、助言する。

だからこそ、アンナは最初、自分の間違えに気づかなかったのだけれど。

途中からアンナは自分の間違えに気づく。でも、ウィリアムのところへ通うことをやめない。そして、服装が次第に華やかに露出多めになってくる。この裏にある気持ちの変化、分かるよね、女性なら。

 

もちろん、ウィリアムの方もどんどん変わっていく。
彼女のちょっとした一言がきっかけで、仕事中、ノーネクタイになってみたり、彼女との時間を最優先にするようになる。

 

さすが、フランス映画、大人の男女の気持ちの盛り上がりを静かに、でも強く確実に描きます。私の大好きな映画「とまどい」のクロード・ソーテ監督もうまいけど、パトリス・ルコント監督も、うまい。職人技です。


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