みどりの野原

野原の便り

3月16日 日本最古の人工林 樹齢400年植林スギの巨木

2013年03月16日 | Weblog
川上村の植林地を訪れる。

早く着いたので「蜻蛉の滝」へ。


高さ約50メートル2段の滝 カメラには入りきらない。
 
もくもく館からはマイクロバスと自家用車で村有林近くまで送ってくださる。
途中にはやっと竣工の日を迎える大滝ダムが水をたたえていた。
反対運動や、試験湛水での地滑りなど・・で、完成までに50年もかかったとか。


細い林道を通り、村有林近くで車を降りる。 そばを流れる谷川の清らかな流れ。

 
さっそく植林の山へ。いきなり急。 
        右)よく管理された植林地 スギにヒノキも少し混じる。
作業にはいるのも大変そうな急斜面を右へ左へとつづら折れにぐんぐん登っていく。

 
         切り株         ミヤマシキミが蕾をつけていた 
途中で一休みを入れて約1時間、巨木のある場所に到着。
傾斜地で巨木を見ながら弁当を食べる。

川上村は日本でも最初に植林を始めた所だとか。
500年前のスギ・ヒノキの「日本最古の人工林」の巨木は「歴史の証人」として保存されている。

 
樹齢400年、徳川家康のころに植えられたというスギの巨木 高さ54m すっくと立ちまだまだ若々しい。
                  右)見上げると・・すごい・・
近くには樹齢300年余の木が何本か残る。

「山を買うなら北向きが良い」というそうだ。同じ樹齢でも太さは暖かい地方に比べると細いらしい。
その分、材が密なのだろう。

林道に降りて、少し奥にある「水汲み場」まで案内してくださった。


湧水というので、苔むす岩の間から湧き出すのを想像していたが、コンクリート壁からつき出たヒューム管から水が出ていてガクっ。
コップを借りて飲んでみた。癖がなくておいしかった。水量はあるのですぐに水筒いっぱい汲めた。

 
山にはユズリハが多い。   葉の付け根、小葉の付け根に対生の鋭いトゲ 中軸には翼のある木、これは何だ? 
帰って調べたらフユザンショウだった。
ミカン科というのはすぐにわかったのだが、前にも見たことがあるのにすっかり忘れてた。
昨日に続き今日も巨樹三昧。
コメント
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