ドライブ
橿原神宮参道を通っている時「森の中に神社がある」というので、立ち寄ってもらう。
近くなのに行ったことがない。(・・と思ったが・・14年ぐらい前に来ていた)
橿原神宮の参道の植樹帯 森の裏側、住宅地側に入口がある。
大久保神社 すっぽり森の中に納まっている。
神武天皇と初代皇后 媛蹈鞴五十鈴命(ヒメタタライスズヒメノミコト)を祀る。
玉垣やブロック塀の改修記念の石碑が建ち、昭和55に拝殿を改修したことも書かれていたが、他に詳しいことはわからない。
鳥居・灯籠に大正7年の銘のあるものがあった。
神社に向かって左。「これは何でしょう?」これは廃線跡だよ。
ああそうか。橋台の跡が残っている。複線が通っていた名残だ。
何カ所かある、違う橋台の場所は見に行ったのを覚えている。
橿原神宮が整備が行われた頃、それまでここを通っていた、八木方面から橿原神宮への大軌(大阪電気軌道)橿原線?(旧)は東に移設され、現在の橿原線になった。
Wikipediaに『1939年(昭和14年)7月28日 八木西口駅 - 神武御陵前駅 - 橿原神宮前駅間を廃止。八木西口駅 - 橿原神宮駅(現在の橿原神宮前駅)の新線が開業。畝傍線を橿原線に、神武御陵前駅を移転し畝傍御陵前駅に改称』とある。
線路もつけ変わったり廃止されたり・・駅名も変更されたり統合されたり。大きく変わっている。
桜井市鹿路へ向かう。
先日、来た時、この看板の「細峠」への矢印が気になって、今日のドライブを思いついたのだ。
飯森塚集落の旧道を通る。
新道ができるまではこの道が主要道路だった。
道標(右、よしの りゅうもん)を見て、「如岳禅師廟・藤原高光の墓」の矢印を見て山を登りかけたが、途中で引き返す。
帰って調べてくれたら、まだまだ山の上らしかった。
天一神社へ
看板のところから左へ登っていく。
「天一神社」に到着。車なので楽に(狭い道だったが・・)来れたが、下から歩くのは大変。
祭神は鍛冶の神、天目一箇命(あめのまひとのかみ)
本殿はなく、朱色の瑞垣の中にあるスギの巨樹が御神木。
「周囲4、5m 桜井市で一番大きいスギ」と前に来た時聞いた。(2011年)
境内には、スギの巨木が林立。どれも御神木に劣らない貫禄。8本ぐらいはある。
苔むした木肌、天を覆う高さ、巨樹がこんなに密集しているところはないかも。
鹿路トンネル(旧)
新鹿路トンネルが開通するまでは、この鹿路トンネルが桜井と吉野を結んでいた。
右の細い道は「細峠」への登り道。
上と同じ場所から右への林道は「竜在峠」に通じる山道。
ここは幅広いが上はきつい登りだそうだ。
以前(2011年)多武峰西門~冬野~竜在峠~細峠~鹿路へ下りたことがあるのだが、どこへ下りたのかよく覚えていないなあ。
鹿路トンネル(旧)1965(昭和40年)建造 延長570m ここからは吉野町になる。
ほとんどが新鹿路トンネル(2003年 平成15年竣工 延長2466m)を通るので、このトンネルを通るのはうちの車だけかと思っていたら、前から1台車が来てすれ違った。
トンネルの向こうに吉野町三津(みづ)集落があり、「道標」と「神社」があるというので、おまかせ。
左の細い道を登っていく。対向車が来たら・・・
吉野町三津
ずいぶん登った所にある「三津ひばり会館」に駐車。
こんな高いところで集会?集まるのも大変だなあ。
ネットで見ると、三津集落は6所帯20人(人口統計ラボ)という。
連なる山々 遠くの山は大峰の山らしい。 高い樹上のフジも眼下に見下ろす。
ここは標高何メートルぐらいなのかしら。
ここから細い山道を登る。お墓への道らしい。
途中に井戸があり、昔はこのあたりにも家があったのかも。
お墓のそばに大きい地蔵と地蔵道標があった。
右)とうのみね おかでら の刻印あり。
近くの細い階段を2つ登った所には貯水槽があった。
少し下りて林道を走る。
山の中にある八王子神社 扁額でかろうじて神社名がわかる。
祭神は不明。八王子神を祀るのではとのネット記事もある。
灯籠には「天八王子」の銘があるものも。太神宮灯籠もあった。
神社の前の林道はどこかへ続いているのだろうか?
帰りも鹿路トンネルを通る。
山道・細道・登り道・・
息子のおかげで一人では行けないところを確認できた。
モミジガサ(と思う)大株
マルミノヤマゴボウ? 少しつぼみが出ていた。
ガクウツギ(と思う)