カルガモのヒナ誕生のニュース。
どこかへ行ってしまわないうちに見たい!
堀のそばの案内
着いた時には、堀のそばの陸に上がって歩き回っていた。
可愛い!掌に納まるぐらいのふわふわボールのようなヒナが、1.2.3.4・・
あれっ?10羽生まれたと聞いていたのに9羽しかいないじゃないの。
後で聞いたところ、今朝になって9羽になっていたという。
地面をつついたり、せわしなく歩き回る。
そのうちに堀の縁に集まってきた。 降りますよ~。
(親鳥の左側にヒナ)
どうやって降りるの?
お母さんがまず飛び降りた。翼を軽く羽ばたいて着水。
石垣の端からこわごわ下をのぞいていたヒナは、思い切ってダイブ!
勇気がいるだろうなあ。
次々と、ポロポロと落ちるように着水。
無事、全員集合。
池の鯉と一緒に泳ぐ。
ヒナは元気に泳ぎ回る。いつも9羽固まっているわけではない。
1羽だけ離れたり、ばらばらになったり、また集まったり・・
ひと時もじっとしていない。
お母さんはつかず離れず、それとなく見守りながら近くにいる。
離れたって手出しはできない。
石垣に集まって草を啄んだり・・
お母さんが陸に上がる。やはり翼の力も借りて。
登っておいで~。 先に上ったお母さんが呼ぶ。
ついて行きた~い。集まってくるヒナたち。
登りは、池に入るよりむつかしい。
石垣に足をかけ、草に足をかけ・・もうちょっとと思うところで墜落・・
何度か繰り返し、懸命に登る。小さくてもたくましいなあ。
みんな登った? いや、まだ1羽残っている。
土管に入ったりして遊んでいるのか?登れないのか?
お母さんは知ってか知らずか、他のヒナと一緒に歩き始めた。
そうしている時に、ヒナが1羽、私の足元を駆けて行った。超早い。
えっ、えっ? どこから上がったの? どこへ行くの? 戻れるの?
そして玉垣の角を曲がった。
そこは登れそうもないコンクリートの側溝。側溝の中を向こうの方へ走って行った。
見ている大人たちにもどうすることもできず、無事を祈るしかない。
そんなことで、目の前で、1羽が行方不明になり8羽になった。
お母さんは知る由もなく・・助けようもないもんね。
堀の浮島(浮いているのかどうか?)へ入る。
巣はここにあり、夜はここで寝るらしい。
ここなら天敵の猫などからは襲われる心配はない。
陸に登ったり下りたり、泳いだり・・
ひと時もじっとしていないやんちゃなヒナたちとそれを見守るお母さん。
いつまで見ていても飽きない。心が慰められる。
40分ぐらい見ていただろうか・・
雨も降ってきたので、神社にお参りして帰った。
調田坐一言尼古神社(つくだにますひとことねこじんじゃ)
奈良朝以前から祀られていたという古社
一言の願いを叶えてくださる神様を祀る。
拝殿には古い絵馬が奉納されている。