みどりの野原

野原の便り

7月15日 信太の森・惣ヶ池周辺

2008年07月15日 | Weblog

北信太駅舎のツバメ 2番子らしい。もうだいぶ大きくなっている。

「信太の森ふるさと館」へはずっと登り。
信太山周辺は丘陵地で、海抜4・50m~90mぐらいのところもあり、
大正時代ごろまではため池がたくさんあったという。

それらのため池の多くは埋め立てられて団地や住宅になり、その一
つの鏡池も埋め立ての話があったが、市が買い取り池の一部を残し、
6年前にふるさと館が建ったそうだ。


信太の地域の自然や伝承などが展示されている。
昆虫標本もたくさんあった。

聖神社

 
砂岩でできた狛犬はだいぶ風化していた

信太山丘陵は、清少納言が「もりは信太の森」とたたえたすばらし
い森が広がっていたところだそうで、近畿が北限とされるシリブカ
ガシの純林があるらしい。


去年できた小さなドングリがたくさんなっていた。

信太の森には歌舞伎などで有名な子別れの「葛の葉」の物語もある。
白狐を助けた安倍安名と白狐の間にできた子が陰陽道の祖・安倍清
明だという。

そんな物語の生まれた「信太の森」ってどんなんだったろう。

惣ヶ池湿地・惣ヶ池周辺
 
      周辺の草地

 
       湿地   シフティング モザイクシステムの試み


惣ヶ池は水道水の水源となっている。

以前にはこんな溜池や湿地がたくさんあったことだろう。

湿地は命の泉のようなもの。多様な生き物が生息できる空間である
が、ほおっておくと環境も変わってしまう。

湿地は大阪みどりのトラスト協会が所有者から借りてネザサの刈り
取りや、ところどころ掘り起こし、植生の回復を図ったり活動して
おられるとのこと。
そのおかげで、今は珍しくなった生き物や植物もかろうじて残って
いるようだ。
湿地の上にはトンボがたくさん飛びまわっていた。

少しバランスを崩すとすぐに絶えてしまう生き物や植物のために、
この環境を保つことは人間にとってもいいことに違いない。
   
ムラクモカレハの幼虫 さされないよう要注意  ハラビロトンボ

実はだいぶ前にもこの辺に来たことがある。
メモを探してみると平成8年の7月と8月 もう12年も前のことだ。
7月には葛葉神社や陰涼寺・聖神社に来た。
メモの木や草の名前を見て懐かしく思う。どこで見たかは覚えてな
いがイシモチソウやコイヌノハナヒゲなどの名がある。
道端にキバナノマツバニンジンを見たのは覚えているが、ベニハコ
ベは写真は貰ったが覚えてないなあ。
あっ「ベニバナセンブリ」って書いてある。
これはハナハマセンブリのことか? 12年もまえからあったのか。

8月には個人的に案内してもらい、自衛隊の演習場近くにも行った
のを覚えている。
池の堤に自生のキキョウがあり感激したのを覚えている。
アメリカオニアザミ(ヒレアザミから訂正)もこの時初めて見た。
途中の道端や住宅の庭のモクゲンジなども見せてもらった時のこと
もよく覚えている。
たくさんの植物名の中には貴重な種もあって、もっとよく見ておい
たらよかったと思う。
あれからだいぶ年月が経つ。
それらはひょっとしたらなくなっているかも・・

いろんな事を教えてもらったなあ。

今病気療養中のHさん、だいぶ元気になられたかな。お手紙書こう。



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7月11日~12日 リラックス

2008年07月12日 | Weblog
グループで予約してくれて、1泊のリゾートに


夜はホタル観賞に近くの川へ
ここではホタルを養殖し、終令幼虫で川に放しておられるそうだ。
盛りの時期には遅かったけど、10匹ぐらいは見れた。

ハーブガーデン
ラベンダーだけでも5万株とか
 
 

先日来わからなかったもの 1つ判明

レディスマントル(ハゴロモソウ)バラ科

遅めに出かけ、おしゃべりを楽しみ、早めの帰宅で、ゆったりタイム
を過ごした。

朝はバイキングで満腹。今日一日食べなくてもいいと思っていたのに、
帰ったらまたお腹が空いてきた。

人間ってなんて貪欲な生き物なんでしょうね。

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7月10日 飛鳥 祝戸公園 & 畑

2008年07月10日 | Weblog
里山クラブの例会で祝戸地区


      ヤブカンゾウ

チャンチンモドキがあるなんて知らなかった。雄の木?雌の木?
ネムの花が落ちていた。おしべがほほ紅のブラシのよう。

もう種になっていたが、イチヤクソウも見つかった。

祝戸の芝生公園で


ニイニイゼミの抜けがら 土が付いている。

公園から登った稜線の散策路を歩く。

 
    ササユリのツボミ        ヤマユリ見ごろ

オニノヤガラはもう立ち枯れていたが、
170センチぐらいの長さのもあった。

展望台 
額縁に嵌め込まれた風景画のようだ。

ヤブミョウガヶ原?
一面のヤブミョウガの道を下る。

石舞台周辺にはナデシコやキキョウやオミナエシが植栽されている。


ベニシジミはオミナエシがお気に入りのよう

シナサワグルミもたわわに実をつけていた。


帰りに見た蛇の抜けがら 口も目もちゃんとあった。
頭の先から尻尾の先まで測ってみたら身長130センチ。
持って帰ろうか迷った末に置いて帰った。これが金運の分かれ道?

帰りにをのぞいた。

初きゅうり2本収穫。ミニトマトが5つ6つ 他にはまだ育っていない。

私はほとんど来ていないので、収穫は妹に任せてもいいと思ってる。

私の楽しみは、たまに来た時、何か変わった草や虫でもいないかとか、
かえり道の周りをきょろきょろすること。

img src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/c1/28e606aaaf06e1374dfb7a1a72f2d6a8.jpg">
妹が見つけたオオケマイマイ
そろばんの玉のような形、殻に毛が生えている。
ずっと昔、天理のあたりで初めて見た時はちょっと気味悪く感じたも
のだ。
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7月8日 金剛山 山裾をお散歩

2008年07月08日 | Weblog
「雨でも行こう」ということになってたけど、すごい雨。雷も。
「山へ行くの?危ないで」「行く先が変わるかもしれんから・・」と
お茶を濁して家を出る。

集合場所へ着いた時にはほとんど止んでてほっとする。

車で水越し峠のあたりまで乗せてもらったので楽ちんだった。
なかなかいいところだけど、車じゃないと来れない。

近畿自然歩道・ダイヤモンドトレールの標識があった。

 
 ミズキ(花終わり)     クマノミズキ(花)

ウツギの仲間・ミズキ・オオバアサガラは花が済んで、今はマタタビ
が山を飾っていた。クマノミズキの花も残っていた。

 
アカショウマ・ムラサキシキブ・ホタルブクロ・オカトラノオ・ウツボ
グサなどは花盛り。


ガガイモかと思ったけどイケマかコイケマのよう(同じガガイモ科) 

 
  ウリハダカエデ(実)      コクサギ(実)
アオツヅラフジ・アケビ・マタタビ・ヤシャブシの仲間・ウリハダ
カエデ・サルナシなどの実が見られた。

 
「○○さ~ん(私のこと)はやく~」前から私を呼ぶ声が。
行ってみると大きいミミズ 
さしで測ってみると、長さ33センチ・太さ直径1センチはあった。
う~ん。40センチ以上はミミズ先生に連絡することになっている
んだけど・・ちょっと短いか・・

ありがたいことに珍しいものや変なものがあると呼んでくれる。


 水飲み場があった。 コップが置いてあった
 
途中少し雨がぱらついた程度で十分山を楽しめた。

カヤンボの小屋というあたりで引き返したが、頂上まではまだだいぶ
あるらしい。
このペースでは何回行っても頂上にたどり着けそうにはないなあ。

奈良県側からの金剛山の山裾 季節によってまた表情が変わることだ
ろう。また違う季節に来てみたい。
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7月7日 蓮取り行事& 蛙飛び行事

2008年07月07日 | Weblog
奥田の蓮取り行事
7月7日 吉野金峯山寺で行われる「蓮華会」に献じる「蓮」は、大
和高田市奥田の捨篠池で取った蓮が供えられている。
この池は役の行者が産湯をつかったとされる。
この「蓮取り行事」は1300年の歴史のある行事だそうだ。

この日は駅から無料バスも出て、だんじりの太鼓が響いている池周
辺は見物客がいっぱいだ。
地元の幼稚園の子供たちも見学に来ている。

吉野町から町長さんや来賓を迎え、予定がかなり遅れてようやく儀式
が始まった。待ちくたびれた。
山伏さんのホラ貝や読経・挨拶・蓮の献花などの後、いよいよ蓮取り
舟の出航。

舟はもっと飾り立てたものかと思ったらシンプルなものだ。

 
法螺貝を持った修験者2人、舟を操る奥田の住民の方2人、蓮を取る
人1人、カメラマンも乗せて出発 
地元の方の丹精した蓮の茂みの中へ舟が入って行って蓮を採取。

その後は、修験者たちが法螺貝の音とともに善教寺から行者堂・役
の行者の母「刀良売(とらめ)」の墓に蓮を献じた後、捨篠池の隣
の弁天神社まで行列し、護摩法要が行われる。
その後、切り取った108本の蓮を持って吉野に向かい、夕方4時から
吉野山金峯山寺で蓮華会・蛙飛び行事が行われる予定だ。

 
私たちは弁天神社の絵馬を見、善教寺や行者堂・「刀良売(とらめ)」
さんの墓を見た後、時間の関係で行列は見ずに、午後の吉野の行事
を見るために電車で吉野の向かった。

吉野 金峯山寺 蓮華会・蛙跳び行事
私達はケーブルで吉野山へ到着。
すると間もなく上の竹林院から大蛙を乗せた神輿が降りてきた。
グッドタイミング!


目の前で神輿を揺らしたり回したりのパフォーマンス。


そこで神輿は一休み。カエルも一休み

担ぎ手の青年団の若者は汗びっしょり。  
おしぼりや飲み物のサービスを受けている間に
私たちは金峯山寺へ先回りした。
ここで奥田から運ばれた蓮が合流したらしい。

参道に連なる土産物店の店先には趣向を凝らした七夕飾り。
蛙飛びにちなんだいろんな折り方のカエルの折り紙が飾られていて
目を楽しませてくれた。

  
            七夕飾り

寺の下の団子屋で団子を買い、コーヒーを飲む。
この団子屋の人が、これから行う蛙跳びの蛙になるという。

金峯山寺の階段上はすでに見物客がいっぱいだったが、なんとかも
ぐりこみ待つうちに下から神輿が上がってきた。
登り坂なのでしんどかっただろう。ここからの急階段はどうするの?

 
階段下で少し休憩した後、神輿は一気に駆け上ったのだった。
すご~い! 迫力に鳥肌。

門をくぐって上へ向かう。それを追っかける。

 
もう一つの階段も駆け上がり蔵王堂の前の広場へ到着。

そこは蛙飛び行事の行われる場所。蛙の飛ぶ舞台(花道?)も作っ
てあった。

神輿から負ぶわれて降りた蛙は階段を上がって蔵王堂の中へ入って
いった。ここでカエルさんは選手交代するらしい。


だんじりの行列に続いていた行者や奥田で取った108本の蓮の桶も
「蓮華講」の一行も堂内へ入った。

法螺貝と読経の音が続く。
その後、行者さんは舞台の横へ。

カエルも舞台の下手の台座に座った。
いよいよ蛙飛び行事が始まる。

これは蔵王権現の悪口を言い、山伏の法力を馬鹿にした男が絶壁の
岩に置き去りにされ、通りがかった山伏に助けを求めたところ、蛙
の姿にして下ろしてくれた。
それを吉野山の高僧が蔵王権現の前に座らせて経文を唱え人間に戻
した。という話を再現したものらしい(インターネットによる)

 
ピョンピョン飛んでお堂の蔵王権現の前へ。

 
舞台の右と左のお坊さんの所へも行ってお経を唱えてもらい、最後
にまた蔵王権現の前へ行って蛙の頭を取ってもらう(人間に戻った)

これで蛙跳び行事は終了し、翌日早朝4時、「奥田の蓮」は山伏によ
って大峰山に運ばれ、山上に供え、法要が行われるそうだ。
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7月6日 京都御苑と下賀茂神社糺の森

2008年07月06日 | Weblog
京都御苑と下賀茂神社糺の森 今日の京都も暑かった。

紹介は順不同

今日のコースで「アオバヅク」を2か所で見た。
その1箇所では人工の巣箱で繁殖しているらしい。

どちらも肉眼でもよく見える位置に止まっていた。
Sさんがセットしてくれているスコープを覗く。


眼光鋭い。すごい迫力と貫禄がある。
でも人間様が大勢見上げているのはもちろん見えている。
堂々としているように見えても相当緊張しているはず。
まばたきしないのも緊張の証という人もいた。
そっとしておいてあげたいが、見たいし・・・

「母と子の森」では紙芝居をした。紙芝居おばさんは私。
今日の参加者は子供3人と大人30数人?
青虫のお話(題名は忘れた)
水あめ代わりに誰かが配った昆布をしゃぶりながらみんな聞い
てくれた。

芝生の真ん中に6角形?8角形?の屋根つきのミニ本棚?がある。
外側が棚になっていて、紙芝居もそこに置いてあった。
自由に使えるのがいいなあ。(写真撮るの忘れた)

お弁当を食べたあと、W先生よりダンゴ虫の雄雌の説明を聞いて
いる時に、雌のお腹から白い子供がひとつふたつと出てきた。
子供が小さい時よくダンゴ虫で遊んだことを思い出す。

 
    加茂川を渡る      子供たちが川に入って水遊び
気持ちよさそう。
どの川も水遊びができるきれいな川だといいのにね。 

下鴨神社は正式には加茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)という。
1994年に世界文化遺産に登録された。

この鎮守の森は「糺の森(ただすのもり)」という。
平安京以前の原生林を残し、ニレ科の樹木を中心とした森にな
っているらしいが、加茂川と高野川の合流地点にあるため、過去
にはたびたび川の氾濫にあっているそうだ。
シイやカシの繁る一般の社寺林とは違って明るい森になってい
るとのことだ。

下鴨神社は葵祭りの行列が通ったり、「流鏑馬神事」が行われた
り、7月土用の丑の日には御手洗川で病封じの「足つけ神事」が
行われたりするらしい。


流鏑馬神事の馬場 「直線距離は250メートルぐらいはある」と
Sさん
 
  一足早く足つけ神事?      御手洗茶屋
御手洗川は普段は水が流れていないが、土用が近づくとこんこん
と湧き出るそうだが?
そしてその様をかたどったのがみたらし団子だというが・・どこが? 
元祖みたらし団子も食べた。

 
舟形磐座石の御手洗(みたらい)・樹齢600年のケヤキの樋


    ノジトラノオ

近くに住んでいるおじさんがノジトラノオという植物があると教えて
くださった。
珍しいものらしいが、オカトラノオと見分けがつかなかった。

オカトラノオに比べて葉が細いという。
タシロランやカワセミソウというのもあるらしいが、それは場所は教
えてくださらなかった。

タシロランは途中で誰かが1本だけ見つけた。
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7月5日 万博公園 自然環境セミナー①

2008年07月05日 | Weblog
午前は講義「万博記念講演の自然再生とモニタリング」

なぜ「生物多様性が必要なのか?」
それは人間の生活が生態系に支えられているから。
生き物の住めない地球には人間も住めない。

直接的・間接的に食物や燃料などとして、また気候調節や心を慰めて
くれたりなど無意識に生態系から受けている恩恵のことを「生態系サ
ービス」という言葉で言われた。

そんな生態系を知り、変化に気づくために継続的にする監視・観測を
「モニタリング」というそうだ。

万博公園は1970年に万博が開催された後地を整備植林されてできてい
る。
その後のモニタリングでいろんな事がわかってきているらしい。

30年あまりたって、森はうっそうとして森が再生したようにみえるが、
自然の状態にはほど遠いのだそうだ。
鳥が種を運んで来る。風に乗った種が芽を出す。トンボなどは20数種
類見られるようになった。が、小動物などはあまり住み着いていない。

粘土質の土壌の上に他から運び込まれた土を乗せてあるので、水はけ
が悪く植えた木も思うようには育っていないらしい。

午後からは、密生林で行われている間伐によるギャップの実験地を
回った。


前で盆踊りの音楽に合わせて踊っていた。

自然には、台風や雷や山火事などで大きい木が倒れたりなくなって
隙間があき(ギャップ)光が差し込むと、土の中に埋まっていた
種が芽吹いたり、育つことのできなかった背の低い木や草が育つこ
とができるようになる。

それを人工的な伐採でギャップを作り、目指す森づくりに生かそう
とするもの。

 
密生林を間伐した所  アカメガシワばかり出てきた実験地

間伐地に茨城丘陵から土を運んだ土を上に敷いて、土の中に埋も
れている種を芽生えさせようとする「播きだし」という実験もさ
れている。より多くの種類の草木を万博公園に入れようという試
みだが、大阪層群の粘土層の上にマサツチを乗せた排水の悪い土
に思うように根付かないらしい。

豊かな森を目指して、実験は続く。

 
     ビオトープ池      カエルの卵がいっぱい
大きいオタマジャクシ・生まれたての小さいオタマジャクシもたくさん

 
     ガマの池        ミクリの花が咲いていた
 
池もいろいろある。
水草もなくコイを放してある池。ここにはあまり生き物は棲んでいない。

水草のある池には、トンボがたくさんとびまわっていたり、魚や貝が棲
んでいる。


講座終了後、同期のHさんと見に行った蓮池 
もう「ハス祭り」「象鼻杯」は始まっているが、満開にはだいぶ早い。
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7月4日 近木川(こぎがわ)水系

2008年07月04日 | Weblog
貝塚駅から水間鉄道に乗り、そこからまたバスに乗って蕎原口
(そぶらぐち)で下車・・・遠い。それに交通費が・・・

でもすごくいいところだった。

和泉葛城山に向かって谷沿いに歩いた。

   
渓流沿いの山道は町とは気温もだいぶちがう。風が涼しい。

今は無人のキャンプ場も夏はかなり賑わうそうだ。

虫や生き物や植物を見ながら歩き、湧水のところでお弁当を食べた。


    龍王湧水

咲いている花はハエドクソウ・ホタルブクロ・オカトラノオ・ウツ
ボグサ・ヤブカンゾウ・コマツナギなどで、今はそんなに多くはな
かったが、季節が違えばいろいろ見られそう。
イワタバコが多かったので咲けば見事だろう。

シダや昆虫も種類が多そうだった。

所々でカジカガエルの涼やかな声が聞こえた。


あの美声の主がこれとは・・想像と違った


 
  水生昆虫の観察
サワガニの赤ちゃんや魚の赤ちゃんなども採れた。

   
   ムカシトンボの幼虫         ヘビトンボの幼虫
成虫「ムカシトンボ」を見たかった。  又の名を「マゴタロウムシ」
                        癇の虫に聞くとか。
                       姿を見たら食べられない

 
おしゃれな「ハサミツノカメムシ」   優ガ(雅)な 「ガ」

クロマイコガ・ヘリグロリンゴカミキリ・ホシハラビロヘリカメムシ・・
舌をかみそうな初めて聞く虫たち。 なかなか覚えられそうにはない。
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7月3日 タシロラン安泰?

2008年07月03日 | Weblog
なじみのある橿原神宮の森だけど、よく見ればいろいろあるもんだ。

タシロラン
葉緑素を持たないラン科の腐生植物で、森の腐葉土の中の菌と共生
して栄養をもらっているという。
 
今日教えてもらったあたりには結構あちこちに分散してたくさん見
られた。

だからどこでもあるのかというと、そうでもない珍しい植物のようだ。

森の中といっても真っ暗でもなく、あまり草も生えてない枯れ葉の積
もった所、そんなところが好きなようだ。

何年か前に最初に教えてもらった場所は狭い場所ながらたくさん生え
ていて、楽しみにしていたけど、ある年、掃除した木の葉や草をそこ
に捨てられた後、次の年からはほとんど出なくなった。
今年も先日行ってみたが2本あったきり。
ちょっと環境が変わればなくなる繊細さも持つ。

  
 群生 50センチぐらいのもあった。  開花中
 
   実になっている     種が落ちてスカスカの実

今日、ついて歩いて、数少ないがいろいろ見れたのでよかった。
キンラン・ギンラン・コクラン・イチヤクソウ・ウメガサソウなど。

 
   イチヤクソウ実     ウメガサソウ実    

これらの植物は、菌類と共生しているものが多いので、持ち帰っても
育たない。

いつまでもここで生き続けられるよう見守っていきたい。

  
       森周辺の草木の双葉 何かな?
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7月1日 八幡屋公園 ジャカランタ & 海遊館

2008年07月01日 | Weblog
大阪に用事に行ったついでに、友達と八幡屋公園と海遊館に行った。

八幡屋公園に到着
前に花の時期ではなかったがここでジャカランタを見たことがあった。
「咲いてなかったらごめん」ダメもとで見に行く。
渦巻き状の散策路を歩いて行くと・・あった!
よかった、まだ花が咲いていた。

「もうあきまへんやろだいぶ花が落ちましたわ」散歩のおじさんがそう
言って通り過ぎていった。

確かにだいぶ道に花びらが落ちている。もう少し早かったらもっと見事
だったろう。
でも、まだ結構見れる。

 
      ジャカランタ              花

ジャカランタはブラジルの国花にもなっている熱帯亜熱帯の花木だ。
カエンボクやホウオウボクとともに世界3大花木と言われているらしい。
私はホウオウボクが大好きだ。カエンボクも情熱的でいい。
どちらも真っ赤な花だ。それに比べるとなんと涼やかな花だこと。

東南アジアや沖縄でそれらを見た時もジャカランタを見たことがない
のは、花の時期が違うからかな?

その後、まだ時間が早いのと近くなので、久しぶりに海遊館へ。 


       海遊館
ちょうど館内ガイドツアーの時間だったので、参加することにした。

8階のバックヤードから案内してもらった。
タカアシガニの脱皮した殻があった。カニそのもののように足の先まで
ちゃんと残っているのに感心。
お尻の方から抜けるらしいが、複雑な形なのにこんなに奇麗に抜ける
ものだ。

そこから持ち物を全部預けて館内に入ると、水槽の真上に出た。
1階下の7階でちょうど餌やりの時間で、ジンベイザメやオニイトマキ
エイ(マンタ)やイトマキエイが餌をもらうところだった。

柄杓で水をたたくと、寄ってくる。

そしてバケツから柄杓ですくった餌のオキアミを口の所に近づけると、
水とともに口の中にざーっと吸い込まれていく。水はエラから出す。
マンタも大きく口を開けて、ジンベイザメは大きな体で餌の近くまで
来ると、大きな口を上向きに開けて、立ち泳ぎで餌をもらうのがかわ
いい~。
カメラも持って入れないので、写真が撮れない。
水槽の中に物が落ちることを心配してのことだろうが、残念!!

マンタと他のエイやジンベイザメとの間はネットで仕切られていた。
友達が質問したら、仕切りは下までずっと続いているそうだ。
仕切りをしておかないと、マンタがジンベイザメのところに寄って行っ
て抱きついたりするんだそうだ。お互いのために離してあるとのこと。
へえ~!
ジンベイザメの海くんは推定6歳ぐらいという。
もう1頭のジンベイザメとの違いも教えてもらった。

それから順番に館内を下へ降りて行った。

水槽の中のサンゴや海藻は本物?
館内の木はみんな本物?


涼しい風の吹き出す”木” もある。

マンタ(オニイトマキエイ)とイトマキエイの違い。
サメとエイの違いなども教えてもらい、面白かった。

 
       マンタ             マダラトビエイ

 
このイルカはガラスに舌をつけて舐める癖があるらしい。 
                      右 いわしの群れ
なかなか面白かった。
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