北信太駅舎のツバメ 2番子らしい。もうだいぶ大きくなっている。
「信太の森ふるさと館」へはずっと登り。
信太山周辺は丘陵地で、海抜4・50m~90mぐらいのところもあり、
大正時代ごろまではため池がたくさんあったという。
それらのため池の多くは埋め立てられて団地や住宅になり、その一
つの鏡池も埋め立ての話があったが、市が買い取り池の一部を残し、
6年前にふるさと館が建ったそうだ。
信太の地域の自然や伝承などが展示されている。
昆虫標本もたくさんあった。
聖神社
砂岩でできた狛犬はだいぶ風化していた
信太山丘陵は、清少納言が「もりは信太の森」とたたえたすばらし
い森が広がっていたところだそうで、近畿が北限とされるシリブカ
ガシの純林があるらしい。
去年できた小さなドングリがたくさんなっていた。
信太の森には歌舞伎などで有名な子別れの「葛の葉」の物語もある。
白狐を助けた安倍安名と白狐の間にできた子が陰陽道の祖・安倍清
明だという。
そんな物語の生まれた「信太の森」ってどんなんだったろう。
惣ヶ池湿地・惣ヶ池周辺
周辺の草地
湿地 シフティング モザイクシステムの試み
惣ヶ池は水道水の水源となっている。
以前にはこんな溜池や湿地がたくさんあったことだろう。
湿地は命の泉のようなもの。多様な生き物が生息できる空間である
が、ほおっておくと環境も変わってしまう。
湿地は大阪みどりのトラスト協会が所有者から借りてネザサの刈り
取りや、ところどころ掘り起こし、植生の回復を図ったり活動して
おられるとのこと。
そのおかげで、今は珍しくなった生き物や植物もかろうじて残って
いるようだ。
湿地の上にはトンボがたくさん飛びまわっていた。
少しバランスを崩すとすぐに絶えてしまう生き物や植物のために、
この環境を保つことは人間にとってもいいことに違いない。
ムラクモカレハの幼虫 さされないよう要注意 ハラビロトンボ
実はだいぶ前にもこの辺に来たことがある。
メモを探してみると平成8年の7月と8月 もう12年も前のことだ。
7月には葛葉神社や陰涼寺・聖神社に来た。
メモの木や草の名前を見て懐かしく思う。どこで見たかは覚えてな
いがイシモチソウやコイヌノハナヒゲなどの名がある。
道端にキバナノマツバニンジンを見たのは覚えているが、ベニハコ
ベは写真は貰ったが覚えてないなあ。
あっ「ベニバナセンブリ」って書いてある。
これはハナハマセンブリのことか? 12年もまえからあったのか。
8月には個人的に案内してもらい、自衛隊の演習場近くにも行った
のを覚えている。
池の堤に自生のキキョウがあり感激したのを覚えている。
アメリカオニアザミ(ヒレアザミから訂正)もこの時初めて見た。
途中の道端や住宅の庭のモクゲンジなども見せてもらった時のこと
もよく覚えている。
たくさんの植物名の中には貴重な種もあって、もっとよく見ておい
たらよかったと思う。
あれからだいぶ年月が経つ。
それらはひょっとしたらなくなっているかも・・
いろんな事を教えてもらったなあ。
今病気療養中のHさん、だいぶ元気になられたかな。お手紙書こう。