Phrag. kovachiiは、フラグミペディウムの新しい品種の一つです。2002年にペルーで発見されています。原種の花としては比較的大きな花が特徴で、しかも濃い紫は印象的です。出展されているのは、「Phrag. kovachii’Fujiwara'」と記されていますから、交配種だと思われます。
世界らん展2012で見かけたパフィオペディラムです。熱帯~亜熱帯アジアの主に樹林内の薄暗い地面に根を下ろして生育しているようです。花の上側にある白と紫色の斑点があるものは、背萼片と言われ、左右に伸びているのが花弁です。その前に突き出している袋のようなものが唇弁です。個性豊かな花でどれ一つとして同じものはないとか・・。変わったランの一つです。