つくば実験植物園のツツジの多様性展示区画で美しい紅色の花を咲かせていました。ツツジの多様性についての詳細な説明が記されていました。概要は、日本には約100種類の野生ツツジがあり、早春から初夏にかけて山や草原、渓流などで白・朱・紫等の花を咲かせます。日本にあるツツジの9割は、日本にしかない固有植物で、大変貴重であると記されていました。江戸時代には野生種を園芸種に変えて楽しむ育種が盛んに行われ、今の日本のツツジの基礎ができたということです。園芸品種のほとんどは、ヤマツツジ、モチツツジ、キリシマツツジ、サツキなどの野生集団から作出されたもので、多様性を示す際、「ヤマツツジ系」等と表示して親しまれています。写真は4月23日に撮影しました。
つくば実験植物園でツツジ展が行われており、写真のような立派な盆栽ツツジが展示されていました。「本霧島」は、能登を代表する江戸キリシマ系の一重の紅色ツツジであると説明されていました。正保年間(1644-1648)に霧島から大阪に移され、1656年に江戸に下ったとされています。江戸時代を代表するツツジであると記され、特別に展示されていました。写真は4月23日に撮影しました。