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ユリ科ギボウシ属の多年草の総称をギボウシと呼んでいます。学名は「Hosta spp.」で、日本の山野に自生して白、淡青色、淡紫色の綺麗な花を咲かせますが、朝咲いて夕方には萎む一日花です。かつて、シーボルトがオランダに持ち帰って西欧に広まり、品種改良が進んだと言われています。葉に斑入りのものがあり、我が国では古来観葉植物として楽しまれてきました。強い直射日光には弱いので、木陰など半日陰に地植えにしても育ちます。冬になると寒さで葉や茎は枯れますが、春になると芽が出て成長し、また花が楽しめます。写真は6月23日に近くの道端に咲いていたものを撮影しました。