つくば実験植物園で「近畿豆桜(キンキマメアザクラ)」が開花し始めました。写真のように白色の大輪一重の桜で、萼筒の部分が黄緑色で下向きに咲いていました。満開の頃は甘い香りもして薄紅色に変化します。写真は3月19日に撮影しました。
つくば実験植物園にある「江戸彼岸(エドヒガン)」の大木がほぼ満開になっていました。本州・四国・九州に分布する野生種の桜で、中輪・一重の淡い紅色の花が咲きます。寿命が長く大木になる傾向にある桜で、遠方から望遠レンズを使用して全景を撮影したものです。和名は江戸地域では彼岸の頃に花が咲くことからとされています。写真は3月19日に撮影しました。
茨城大学農学部構内で通常の「染井吉野」より10日くらい早く咲く「阿見早咲染井」と言う桜が咲き始めていました。阿見町役場の駐車場に原木があり、茨城大学平野名誉教授が「阿見早咲染井吉野」と命名されたと聞いています。構内には、接ぎ木をしたこの桜を残したと平野先生から直接話を伺いました。写真は3月16日に撮影しました。
茨城大学農学部遊歩道にある貴重な桜「高遠小彼岸桜」の三分咲き程度の様子です。この桜は、高遠城址公園にある桜で、門外不出とされていますが、平成二年頃茨城大学農学部で各地の桜を研究用に集めて植栽する計画があり、高遠町から特別に贈られた桜と言われています。中輪の桜ですが、開花初期は白い色が目立ちますが、開花が進むと樹全体が淡いピンク色に見えるほどになります。写真は3月15日に撮影しました。
茨城大学農学部構内にある「啓翁桜」が満開を迎えました。この桜は、「シナミザクラ」と「カンヒザクラ」の交配によって作出されたもので、ミザクラの特徴を持っています。この桜の枝を切り取って、正月用に咲く桜として出荷されています。写真は3月13日に撮影しました。
茨城大学農学部の構内に数本の「花の木(ハナノキ)」の大木があります。春一番に枝先に写真の様な独特の花を咲かせます。秋になると葉が綺麗に紅葉する事でも知られ、公園などにも植えられています。写真は、3月13日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物管理温室で珍しい寒葵が咲いていました。説明によれば、「朝戸寒葵(アサトカンアオイ)」です。奄美大島市字朝戸で発見されたことによる和名とのこと。奄美大島固有のカンアオイで、絶滅危惧IA(CR)に指定して保護されています。写真は、3月12日に撮影しました。
つくば実験植物園にある各種ツバキ展示区画で「黒侘助(クロワビスケ)」が咲いていました。野生の「藪椿」に形は似ていますが、花弁の色が黒紅色をしている椿です。茶花としても好んで使われています。写真は3月12日に撮影しました。