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2009.11.30 土瓶蒸しの器

実は、私は、ブログに書くことが多すぎて多すぎて、追い付いて行けない状態です。
以前、その悩みを、姪に言いますと、「店長日記に書くことが無いと言って悩んで
いる人が多いのよ。なのに、書くことが有り過ぎて悩んでいるなんて幸せなことよ。」
と、教えて呉れました。
そうか~、大変だけど、それは有難いことなんだと思いました。

その時点では、ブログを毎日更新(1年以上)しておりましたが、その後、体調を崩
した為、更新は、2日に一度に変更しました。

そうすると、(もちろんショップのことは、まっ先に書きますので)、日常生活の
ブログネタは尚更遅れて行き、書きたいことが全部は書けないので、優先順位から洩
れて行く様は、両手の指の間から、砂がどんどんこぼれて行く感があるのです。

…と言いましても、大したことは少なく、美味しい枝豆ご飯や、夏中楽しんだトマト
とチーズのオープンサンドのことなど、季節外れになったり、時期が遅れてしまった
りして、とうとう書けなかったわと言う様な、そんなたわいないことがほとんどです。


そんな私の遅れ遅れの今日のブログは、10月の下旬の出来事です。

その日、友人達と一緒に、久し振りに、二宮(三ノ宮の東側です)の居酒屋へ行き
ました。
この居酒屋は、ちょっとさびれた場所にあります。そして、綺麗とは言えないさびれた
風情の居酒屋です。でも、ここが、流行っているの何のって、予約を取っていないと、
溢れてしまって、入れない程です。
私達は、ここの主人の料理が大好きで、年に何回か出かけるのを楽しみにしております。

私は、ここに松茸の時期に行きたくて、先月電話すると、「もう松茸も終わりですよ。
今年最後のカナダ産の松茸で終わりです。」とのことでしたので、滑り込みセーフで、
出かけました。
私達は、ここの松茸の土瓶蒸しを、1年に一度、楽しみにしています。





この志野焼の土瓶蒸しの器は、もともと我が家にあったもので、何十年も前に、私は、
この土瓶蒸しの器を、10個購入したまま一度も使わず、包みも解かずに置いていたの
です。(梱包を解かずに、しかも押し入れの一番下に置いていたので、あの震災にも
奇跡的に残りました。)
その頃は、勤めていた職場の同僚達が、次々食事を食べに我が家へやって来ていました。
それで、こんなものも要るかなと思って買っておいたのですが、遂に使わず終いでした。
それを、私が4年前引越しする時、このお店に貰ってもらったのです。

この店に、5客持って来て、残りの5客は以前住んでいた家の近くの居酒屋に、持って
行きました。
その居酒屋へは、ほとんど行くことはなかったのですが、マスターとは、いつも、コー
ヒー店で顔を合わせる、コーヒー友達でした。
そして、こちらの店は、その後、閉店してしまいました。
それだったら、この二宮の店に、10個持って来たら良かったと、後で悔やみました。

この器は、別に上等の品では無く、雑器ですが、志野焼だと思います。
少し赤いので、私は勝手に、これを紅志野だと思っています。
この器が、このお店で、松茸の季節に大活躍してくれるのが、私は本当に嬉しいです。
マスターも、毎年、使わせて貰っていますよと、喜んでくれています。

昨年、カメラを忘れたので、今年は、写真に撮りたいと思い、この日を狙っていました。





ウ~ン!美味しい。
やっぱり、見れば見る程、良い器ですね。私って、なかなかセンス良いですよね。^^

毎年、この子に会いに来たいので、マスターも元気で、いつまでも、お仕事を続けて
下さいね…、と私は祈っています。


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