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2010.03.02 阪神大震災の日、香港に居た私(その9)

(その9)
実は、母のことでは、もう1つ、不思議なことがあるのです。
そのもう1つの不思議なこととは、次のことです。

私とT さんは、元々同じ職場で働いておりました。
彼女は、あっさりとした性格で、人気者でした。
又、酒豪で、豪放磊落な性格で、飲み歩き食べ歩きが大好きで、ご主人が単身赴任なことを良いことに(!)、
あちこちの店に行っていました。

私は、誘われて、よく一緒に遊んでいました。
そんな時、母に、「今日はTさんと飲みに行くから。」といつも電話していました。

彼女が転職した後も、よく会っていましたが、その後、母が亡くなり、私が職種を変更して他県へ転勤
となって、仕事が多忙を極め、毎晩11時頃迄仕事が終わらなくなり、たまにしか会えなくなりました。
一方、彼女は、転職先であのHanaさんと出会い、意気投合し、最高の遊び相手に恵まれたのです。

そういうことから、私はTさんと会う頻度は、以前より少なくなっていました。
そんなある時、彼女のなじみの店で、久しぶりに会って飲んでいる時、彼女は、突然、こう言ったのです。

「あんたに、今迄、言うてなかったけど、うち、あんたのお母さんから、電話貰ったことがあるんよ。」と。

え? 母が? 
どうして、母はTさんに電話したんだろう?
どうして、Tさんの電話番号を知ったのだろう?
そして、何の用事だったんだろう?

私が訝っていると、彼女は言いました。
「あんたのことが心配で溜まらない言うて、どうかくれぐれもよろしくお願いします言うて、あんたのこと、
頼まれたんよ。」そして、「お母さん、心配してはったで~。」と教えてくれました。
母が亡くなってから、5年程経って、Tさんから、こんな告白を聞いたのでした。

それから更に5年程経ち、母が亡くなってから10年目に、母から、私のことをくれぐれも頼むと言われ
ていたTさんが、地震の直前になって、私を香港に連れ出してくれることになったのは、偶然だったので
しょうか?

……これは、偶然かも知れませんね。私は、思い込みの激しい性格ですから、注意が必要です。

しかし、今年になって、おとといのことです。(2月28日)
Tさんの誕生会をした時(最近彼女も誕生会仲間に加わりましたので)、私は丁度良いチャンスだと思って、
このことをもう一度、Tさんに確認しました。
そして、私は、驚きました。

何と! 私の母がTさんに、「私のことを頼む」と電話したのは、亡くなる直前だったと言うのです。
一週間前か、10日前か、その辺ははっきりしないけれど(なにしろ母が亡くなったのは今から25年前の
ことですから)、電話を貰った直後に、私の母が亡くなったので、その時Tさんは、「あっ!…」と思った
と言っていました。

不思議なことは、これだけではありません。
その他にも、地震が起きることを、私はまさか知っていたのだろうか?(潜在意識?第六感?予知能力?)、
又は、それを知っていた何かがそうさせたのか?としか思えない不思議なことが、いくつもあったのです。

                               (その10へ続く)
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