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201305.12 今年もガーベラ便り

           

    (↑初めて握ったマウスで首をつらせながら描いたガーベラです。)



又、今年もガーベラの季節となりました。
神戸に住んでいた頃、一軒家の我が家の庭に春から夏の間深紅のガーベラが咲いていました。
昔私が職場の先輩から球根を貰って来て以来、毎年美しく咲いていたこの花を母が大好きで
咲く度に感動していました。英語が得意な先輩が海外から直接球根を取り寄せたものでした。
最近の品種改良されたものではなく、昔の気品ある優美な姿のガーベラです。
私もこの花が大好きで、母が亡くなった後は、母の思い出として大切にしていました。

阪神大震災で家が全壊した私が1年半の避難生活の後に神戸に戻ることが出来たのは5月4日
でしたが、その日まさに庭のガーベラが華やかに溢れんばかりに咲いていました。
それを見た瞬間、私は激しい衝撃を覚えました。おかえりおかえりという声が聞こえたと思
いました。
その時、あ、私は自分の力で神戸へ帰ったのではなかったんだ、帰らせて頂いたのだと強く
思いました。その時から、ガーベラは私の幸せの象徴となりました。

震災後10年住んだ神戸から今のマンションに転居する時、おしゃれな植木鉢を買って来て、
私の親友3人にガーベラを株分けして、もらってもらいました。
彼女達も、今では見られなくなったこのオリジナルのガーベラをとても愛していくれていて、
しかも、私の思い入れのものだということを知っているので、とても大切にしてくれています。
その後毎年、それらが元気に咲いているのをメールで知らせてくれています。

4/24に、今年1番のガーベラ便りが届きました。
彼女は、お仕事を休んでお母さんの介護生活中ですが、明るいメールをご披露します。^^
「こちらは、ばあちゃんは、お陰様で元気!!
風邪ひとつ引かずにデイサービスには『今日は学校行く日か?!』と喜んで行ってくれます(^-^)v
私は急性胃腸炎(実は食あたり?)ばあちゃんはなんとも無し、歯も虫歯で抜く羽目に(>_<)
今のところ不調ですが、嬉しい事にガーベラちゃんは、4つも蕾が出来!開くのが楽しみです。
歯がなおれば又、ランチ美味しい処案内してね」




2回目は、5月4日(あ!この日は私が震災から1年半後、神戸に戻った日とまさに同じ日です。)
「咲いたよ~いい色!!しかも嬉しい事に小さな蕾が、まだ3つもありました!!」とのこと。

 



もう一人の友人は、庭にじか植えしてくれました。
転居後の我が家のベランダは廂が深いので、冬日は入りますが、肝心の夏には陽が入らない
ので、我が家へ持って来ていた分も、この友人の畑へ移植してもらいました。
その友人からのガーベラ便りです。

 

 

更に、神戸の庭のすずらんも、彼女達に株分けしていました。
それが今、お庭で咲いているそうです。
ご主人が雑草と間違って抜いてしまわれたとかですが、2株残っていたのが嬉しいです。

すずらんは可愛いですね。
これは震災後神戸に戻った私が、別の友人から貰ったドイツすずらんです。
その友人のご主人のお父さんが、その昔、ドイツから取り寄せたものだということで、
ご一家にとって、とても大切な花だということでした。

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