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2017.09.18 この春知り合った88才の素敵な女性(その1、彼女との出会い)

(その1、彼女との出会い)
今年の春、私が百貨店の休憩ベンチでスマートフォンでメールをしていた時のことです。
上品な年配の女性が近づいて来て、「今何時ですか?」と聞かれました。
4時半ですと答えました。するとその方は、すぐ目の先の中華料理店に行きたいので、
5時からの開店を待っているけれど携帯を忘れたので時間が分からなくてとのこと。
そして私のベンチの隣に腰掛けられて、いろいろなお話をされました。
まず、その高級中華料理店は、一時味が落ちて行かなくなったけれど、久しぶりに行って
みると味が復活して昔の様に美味しくなったとのこと。
私は、そのとき妹の夫の誕生祝いをどこでするか探していたので、そんなに美味しくなって
いるのならその店を使ってみようと嬉しくなりました。ここでするなら、皆が喜ぶだろうと。
何故ならば、昔父や母の法事をここで何度もやったことがあり、当時はとても美味しい店
だったのですが、確かに彼女の言う様に味が落ちたので、長い間使っていなかったのです。

「あ、5時になりましたよ。」と彼女に教えてから、「(そんなに美味しくなっているのなら)
私もご一緒致します。今度のお祝いに、良かったらここを使いたいので。」と言いました。
一緒に、彼女のお薦めのお粥と春巻きを食べました。彼女の言う通りとても美味しいので安心。
お祝いはここで決まりにしようと思いました。
支払を一人ずつ払おうとすると、お店は一緒に払ってくれと言って嫌がるので、おかしいなと
思って後で考えたら、まさか数十分前に始めて会って名前さえ知らない二人だとは思わなかっ
たのだろうと気が付きました。それにしてもこの頃は、別々に代金を取って欲しいと言われて
嫌がる店は敬遠されますよね。ママさん達が誘い合わせてランチする時代なんですから。 

その日彼女もとても満足して、ここはご主人やご家族といつも来ていたお店なので懐かしいと、
とても嬉しそうでした。
今度はお焦げ料理が食べたいとのこと、ご主人との思い出の料理を次々に味わいたいのでしょう。
それで別の日に約束して食べに行くと、お焦げ料理がまずく、レタス炒めは塩辛すぎて2人共失望。
彼女はもうここには来れませんねと悲しそうに言い、私もがっかりしてお祝いで使うのは止めました。
結局、お祝い会は別の日本料理のお店に決めました。

そんな出会いがあって、いろいろお話を伺って、沢山の彼女のこだわりを教わりました。 
私は素直なので(?) 、彼女の言うことを実践して楽しんでいます。
そんなことを、次に一つずつ書いてみたいと思います。 

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