高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

「桃李不言下自成蹊」

2010年04月13日 03時51分56秒 | ●“私を支える”一言・本・音楽.etc・・・
月曜から終電で帰宅です。

帰宅した時は、まだ、雨が強く降っておりました。

いつもの終電車は人が結構乗っていて、私が乗る神保町では座れないぐらいです。

でも、今日は人が少なくて座れました。

乗っている人が少なくて、何か寂寥感を感じるぐらいです。

雨の日の月曜というのは、日付が変っても人を寂しくさせるものなのでしょうか?
(今日は少し、気持ちがナーバスでございます)


地元の活動に参加するようになり、教育関係の方々と多く接するようになりました。

いろいろな意味で考えさせられることがありましたが、この歳までデザイン業界におりますと、教育関係の仕事も随分してきました。

その中でも、吉祥寺にある成蹊学園は、思い出がある学校でした。

小学校、中学校の学校案内を、何度か作らせてもらったのですが、学校の名前の由来が教育の理念を的確に表し、自分も勉強になった気がします。


「成蹊」という名は、司馬遷が「李将軍列伝」(史記)において、李廣の人物を述べるため引用したことわざ「桃李不言下自成蹊」(桃李もの言わざれども下おのずから蹊を成す)から引用したものです。

人里離れた深山の桃李は美しい花が咲き、美味しい実を結びますが、深山のために直ぐ人目には止まりません。

しかし、一度見つけ出されれば、それを愛でようと人々の歩も繋くなり、谷間に尾根に自然小道(小蹊)が作られます。

そのように人間も、かおり高い徳操を内に蔵して、自ら求めなくても人々はその徳を慕い集まってくるとの意味です。


地元の活性活動は、全くお金の無い中でやっております。

あまり目立つこともありませんが、少しずつ広がっていき、やがて多くの協力を得られればいいと思ってます。


それまでは、自然と人が寄ってくるように、かおり高い徳操を努力をするしかありません・・・
コメント
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