春の予感

東京に来てもう40年近くになるのに、いまだに18才までしかいなかった、北海道の時の感覚で、季節の移ろいを感じております。


例えば今日のような日中の陽気だと、北海道では３月中旬の気候なので、気持ち的にはもう春の感覚なのです。

人間の感覚というのは、小さい時の体験が、物事全ての尺度になるのでしょうか？

もうすっかり東京人のつもりなのに、季節の感覚は北海道の時のままなので、不思議さを覚えます。

それとも、“故郷未だ忘れ難く”と云うことなのでしょうか・・・


いずれにしても、厳しい冬を体験した人でなければ分らない、北国生まれにはひと月早く春を感じる、東京の冬の一日でした。