高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

花よ、鳥よ、風よ、月 よ・・・

2011年02月21日 02時17分00秒 | ●美意識・ファッション・デザイン私的考察
今朝、何気なく点けたテレビで、『私が子どもだった頃』と云う番組に、強く惹きつけられてしまい、結局、最後まで観てしまいました・・・


八ヶ岳の麓に暮らす、俳優柳生博の生い立ちの紹介だったのですが、30年以上前から八ヶ岳に居を構え、雑木林の再生に取り組む理由が、描かれていたからです。

それには、「花鳥風月」を大事にした祖父の影響による処が、非常に大きいのですが、実はいま盛んに言われてる、エコの考えそのものでもあり、とても共感してしまいました。


“花鳥風月”・・・久々に聞いた言葉です。

自然の美しい風物や風流な趣を楽しむことを云う、日本の美意識そのものを表しているような、とても美しい言葉です。

そして、“花鳥風月”と聞いた時に、私の好きなケツメイシの、同名の曲を思い出しました。


実はそのケツメイシが好きになったのも、彼らのその同名の曲を聴いてからなんです。

英語の曲名を付けるのが多くなった、最近のシンガー達の中で“花鳥風月”などと、風流な日本語の曲名に、興味を持ったのがキッカケでした。

この曲の詞に“自然は依然と毅然としてるが、人間はどうだろうか?”と云うフレーズがあります。


音楽でも毅然とした日本人が、少なくなったように見えてしまいます・・・

世界同時発売なら分らないでもないですが、大体、日本をマーケットにして、何で英語のタイトル曲がこんなに多いのでしょうか?

“母”を大事にしない子が、“社会”で共感されないように、“母国語”を大事にしない歌手が、“世界”で、共感されようもないと思うのです。


日本人が世界に出て、評価を下げる一つの要因に、自分の国の文化を知らな過ぎることが挙げられます。

柳生博が“雑木林”の再生に取り組むなら、私は“日本の言葉”の再生に取り組むことにしましょうか、この高島平で・・・




花鳥風月  / ケツメイシ
コメント
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