CubとSRと

ただの日記

ボケる

2020年09月18日 | 日々の暮らし
 9月12日(土)

 そうか。2日も日記を書いてなかったのか。今日書かなければ、三日。
 日記を書かないと何も思い出せないから、何だか損した気分になる。

 よく言われること。
 「言葉一つでも書きつけときゃ思い出すきっかけになるんだから、書いて置きゃいいものを」。
 こういうのを「空論」と言うんだな。妄想に近い。「現実」は違う。
 ダイイングメッセージじゃあるまいし、「言葉一つ書きつける」時間があるんなら、もっとたくさん書けるだろう。筆記用具を持ったら、一語だけ書きつける、なんてことはない。一言書いたら数珠つなぎになって言葉が出てくるもんだ。
 まあ、初めの一言が書けず、悩んで遂に何も「書けない」でペンを置く、ということはありそうだけど。それは「言葉一つでも書きつけときゃ~」とは別の話。

 前回(9日)は日記を5時半くらいに書いてしまったから、そのあとの夕食のことが抜けている。
 あの日は三日に一度の「飲んでいい日」だったにもかかわらず、缶ビール(それもレギュラー缶)一本しか飲んでない。スパゲッティを作って先に腹が一杯になったからか?ピーマンと玉葱くらいしか入れてない筈だが。

 翌木曜日(10日)は残っていたご飯を食べたんだったか。外出してないのと、翌日(金)には歯医者に行かねばならないので、ニンニクを食べるわけにはいかない、と思ったことは覚えている。自分のことより周囲の目を気にする、というのがボケの形としてあるのだろう。これを超えてしまうと一気に異常行動が増えるんじゃないかと思う。自他の区別がつきにくくなる、俗にいう退行現象だ。

 そうか。思い出したことを時系列で並べてみればいいんだ。
 月曜に歯科医に行くところを火曜日にしてもらって、痛みが酷くて痛み止めがなくなり、翌水曜日にまた行って治療をしてもらったんだ。
 木曜日は休診日だから、痛くなっても金曜まで我慢しなきゃならない、と。
 結局、木曜日に痛くなることはなく、5回服用分があったけど、3回分は使わず置いてある。
 で、金曜日。血膿は止まり、痛みも減ったので削った歯に蓋をする。ついでに歯石を取る。

 斑(まだら)ボケという言葉がある。おそらく差別的な言葉だから、と最近はあまり使われなくなったと思うけど、客観的に物事を把握する場合には使わずとも念頭に置くべき言葉だろう。
 自然界にはっきりとした「黒白」の境は存在しない。「ボケ」も同じで「ここからがボケ」というはっきりとした線引きをするのは意外に難しい。
 で、線を引かないまま、「何となく」ボケと決めつける。そうして「ボケてしまった」からもうお手上げ、と放置する。でも、「何となく」なんだから、「忘れたところを」ではなく、「覚えているところ」の周辺を見詰めて行けば、忘れたところがぼんやりと、見え始める。

 難しい問題だって、思い出せないことだって、ヒントがあれば何とかなることの方が多いはずなんだけど。
 
 
 
コメント
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