CubとSRと

ただの日記

テレビではまだ聞いてないけど。

2020年09月07日 | 心の持ち様
 一週間ほど前の日記(8月31日「捲土重来?」)に書いたことですが。
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  安倍総理の辞任の意向表明に関してはどうでしょうか。
「君らは言った通りを書いてくれないから」、までは一緒でしょうね。
 でも、佐藤総理とは違って、「だから答えたくない」とは言わない。
 それよりも「病気が快方に向かえば、支えになりたい」ということははっきり言いました。
 青山繁晴議員は「準備万端整えて辞めると表明したから、三度、ということもあり得る」と。
 普段の総理の言動から見えてくるもの。それは・・・・。
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 で、あべ総理は辞任の意向を表明したわけですが、入院治療が必要と言いながらも「準備万端整えて辞めると表明した」のは、祖父岸信介総理が新安保締結を目途に「国政の混乱を招いた」という理由で職を辞したのと、理屈からいえば同じこと。
 となれば、「新安保条約締結」に相当する仕事とは「憲法改正」と明言してきたわけですから。それができないまま「準備万端整えて」辞めるということは何を意味しているのか、ですね。

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和2年(2020)9月6日(日曜日)
        通巻第6638号  
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 主人(あるじ)が病気療養中は「番頭」が取り仕切る
  安倍晋三、三度目の復活を視野に入れての辞任ではないのか?
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 桂太郎は三回、政権を担った。長州の武士出身で、軍人としても活躍し、安倍晋三が記録を更新するまで歴代最長の内閣だった。
 伊藤博文は四回、政権を担った。

 ふたりとも長州という出身地が強運をもたらしたが、安倍首相も、その長州(山口県)が選挙区である。

 戦後も吉田茂は退任後、また返り咲いて、安倍晋三の先例となった。吉田への毀誉褒貶も多いが、GHQを相手にしたたかな粘りの政治だった。外交官時代に国際感覚を磨いたのだろう。吉田は土佐っぽ、明治維新の原動力とはなり得なかったが、薩長土肥といわれたように、ある意味では佐賀鍋島藩のエリートを出し抜いた。
 しかし武市瑞山、坂本龍馬、中岡慎太郎ら先達の犠牲があった。

 だとすれば、安倍晋三が三度目の復活をねらって、しばし表舞台から身を引いても、捲土重来の可能性は大いにあるだろう。

 主人(あるじ)が病気療養中は「番頭」が取り仕切るのは常識であり、安倍晋三首相、唐突な辞任表明のあと、自民党内はいきなり五派閥が「とりあえずは、菅でいいか」となって菅を支持した。あまりにも早い決断なので、つい裏詠みしたくなるのである。

 意表を突くほどのスピーディな、しかも短時日で次期後継が決まるというミステリーをみていると、三度目の復活を視野に入れての辞任ではないのか?
コメント
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