9月12日
11日(金)は、12時歯科医院。
腫れはまだ残っているものの、痛みは10分の3から2くらいに減った。
問われたので、そう答えたものの、能々考えると10分の4くらいかも。
腫れが残っていることは見りゃ分かる。けど痛みがどのくらい減ったか、は自己申告だ。これから手当てをしてもらうってのに、こういうところで痩せ我慢して過小評価する、ってのはどんなもんだろう。
やっぱり病院では自身の具合を聞かれたら、より正確且つ具体的に説明しようと努力すべきなんじゃないだろうか。大袈裟だと思われるかもしれないけど、他人に全てを任せるんだから、そうした方が誠実だろう・・・なんてことを思った。
診てもらったらほぼ血膿は止まって、痛みも減っているようなので、蓋をしてみる、併せて今日は下顎の前歯の歯石も取ろうということになった。
考えてみれば親知らずの件から十年近くになる。この間、「半年に一回程度、歯石の除去を」と勧められていたのだが、田舎からこっちに戻ってきて行きつけの歯科医院もないまま今になってしまっていた。
コーヒーやお茶の渋だろう汚れが染みついて、なかなかきれいにならなかったらしいが、その分良いこともあるみたいで、歯にはさほど歯石が付いてなかったようだ。
そういえば十年近い前には、歯石除去のために、顎の骨が削られている、乃至は砕かれているのじゃないか、と、冗談でなく思うほど頭蓋骨に震動が伝わって、終わった時はその都度軽い運動を終えたような錯覚を覚えたほどだった。まあ、その時は十年どころか二十年くらい歯科医院の世話になっていなかったので、当然か。
前歯の裏側には、それなりの量の歯石があったらしい。前歯の裏側には唾液の出る腺があるので、歯石が付着しやすいのだそうだ。唾液に石灰化する成分があって、「点滴岩をも穿つ」の逆で、滲みでる唾液が通り道に石灰岩を現出させる、と言っても良いかも。
その割に大量というほどでもなかったのは、おそらく歳を取るに従って分泌される唾液の量が少なくなってきているからだろう。
家を出る時に雨が降り始め、待っている間に雨が止んだ。
治療を終えて帰る時、また降り始めた。
昔、バイク用品店のくじで当たったプルオーバーの雨具を、行き帰り共、着る羽目になったが、まあそれもしょうがない。
で、帰ったら、すぐ止んだ。
痛みが出なければ次回は、一週間空けての治療になる。
カブのチェーンがオイル切れ、というのは乗っている者には分からない。
走っているときはエンジンからの排気音をはじめとする色んな音にチェーンの音が掻き消されるからだ。
止まっているときだってフルカバーのチェーンケースだから、チェーンの様子は見えない。見たい時はのぞき穴の蓋を、ドライバーか何かで外して見る。
簡単なことだけど、その一手が面倒くさい。そしてフルカバーだからそうそうオイル切れは起こらない。
結果として「そろそろオイル切れか?」と思うのが遅くなる。
「別に不具合はないし」と歯医者に行かず、「一手間が面倒」でチェーンのオイル切れに気が付かず。
「政治なんて、誰がやったって同じこと」と選挙に行かないのも、同じようなものかもしれない。