9月23日(水)
二日ほど前から、今日は雨という予報だった。
それが昨日は時間ごとの予報表のほとんどが曇りマークに変わっていて、今日になると雨マークはほんの一、二か所。
まあ、今日は庭木(楠)の処理の見積もりに来てくれることになっているから、雨が降らないに越したことはない。
今日の用事はこれだけだ。3時半ということだったが、一日家にいる方が良かろう。
3時前に電話がかかってきて、近くまで来ているので今から行っても良いか、と言う。こちらも遅くなるよりは早い方が助かる。
庭木の剪定、一本で一万円からということだったので、どれだけかかるんだろう、と不安だった。何しろ意外に大きな樹だから5万円以上かかるかもしれない。そうなると、ふところが大変だ。でも大変、ったって自分では処理できないんだからお金は用意しなけりゃならない。
木は隣家との境界に、塀代わりに植えてある庭木のすぐそばにある。
なので、枝の何本かは必ず隣家の庭の領空侵犯をすることになる。
数年前にバッサリと切ってもらって、ほぼ幹だけになっていたのだが、生長が早く、田舎に戻っていた数年の間に、大変なことになっていた。
困ったことにここ二、三年腰が痛くて何もできなかったものだから、余計に気になりながらも、手をこまねいている状態。
昨秋から、腰痛が少しずつおさまってきて、今夏、何とか木に登ってそれなりに枝を処理したのだが、領空侵犯している枝は手の出しようがない。切ると必ず隣家の庭に落ちる。そこにはきれいに剪定された低木が並んでいる。それらの庭木は、間違いなくミサイルが直撃したような被害を受ける。
もう一つ。最上部の四本ほど残っている枝は大きな脚立を使わなければ手の出しようがない。大きな脚立など、ない。
体格のいい女の人が一人でやってきた。
費用を聞いてびっくり。幹の太さからすると、切ってしまうなら十万以上。枝を払って、幹の丈を揃えるとしても七万くらい。(それ、一ヶ月の生活費くらいなんだけど。)
それしか方法がないんならやってもらうしかない。いや、危険なことも、素人には手の出しようがないことも承知、なんだけど、十万以上、ってのはないよなぁ~~。
よし、とにかく枝を払ってもらって、後は「逆だるま落とし」で上から順番に輪切りにしてやろう。
夕方、見積もりの連絡が入った。枝を払うだけなら、五万弱。丈を揃えるまでなら七万弱。勿論、五万弱でやってもらうつもりだ。
溜息の一つでもつくべきかと思うが、一つでは収まらないからね。それに、溜息ついたって枝の生長が止まるわけでなし。
正直なところ、面白がっている自分がいる。
朝、起き掛けのストレッチを入念にやれば、腰痛は、まず出てこない。
「元気があれば何でもできる」
とは思わないけど、
「腰痛が無ければ大概のことは出来る」。
なに?「年寄りの冷や水」って?