10月3日(土)
・・・ということで。今日は散髪に行くだけ、とした。
コペンで行こうかとも思ったが、明日か明後日乗った時の爽快感を考え、今日はカブで行く。
散髪に行く、その都度、同じように髪の減っていく寂しさというか、脱力感みたいなものを味わうのだが、何しろ今回は七ヶ月ぶりの散髪だから、「あ~あ、やっちまったなぁ~」感は、きっと三倍以上になるんだろう。
その分、頭がすっきりして洗髪も拍子抜けするくらいスカッと爽やか、になるんだろうけど。
散髪はいつもの通り、一時間ほどで終わった。切ってもらった髪の毛が5センチくらいの長さの小さな束になって落ちている。前掛けみたいなやつの上に。
あれ?あのエプロンみたいなもの、なんて言うんだ?生まれてこの方、「あの名前は何だ?」なんて考えもしなかった。
(今、調べてみたら刈布、カットクロス、カットケープなどと言うんだそうだ。そのまんまの名前だ。)
落ちた髪の毛を見て、気が付いた。
昔は毎月散髪に行って、その都度、5センチ近い髪の束が、このカットケープの膝辺りに溜まっているのを見て
「鬱陶しかったはずだ。こんなに伸びてたんだから」
と思っていたんだった。
それが歳を取るにつれて一ヶ月だったのが五週間になり、六週間になって、最近は二ヶ月弱で、それも「え?もう終わり?3センチくらいしか切ってないじゃないか」となっている。
それに加えて、向かいの鏡を見るとたったそれだけしか切ってないのに映っている姿は「何、今から夏?」みたいな短髪。
「青春 朱夏 白秋 玄冬」というが、間違いなく「玄冬」に歩を進めたんだなと思う。
でも、今のところは、「これで屋根開けて車に乗っても鬱陶しくないよな」といううれしさの方が勝っている。