10月4日(日)
今日は何もしなかったし、出掛けることもなかった。
普通に7時に起きたし、そう大きな身体の不調もないのだから、本来ならば家でじっとはしていられず、何とか理由を見つけ出して出歩く筈だ。
それが遂に、今日一日、一歩も外へ出ることがなかったのは、一日中曇っていたからだろう。空が重くて動けない。
・・・・・そんな馬鹿な。いや、そんなもんだ。クルマと違って、バイクに乗る目的なんか後から無理矢理につけるだけのもの。クルマだったら端から目的がなければ乗らない。
朝、実は朝来(あさご)に向かうつもりだった。昨晩は少なくともそう思っていた。七か月ぶりに散髪をしたので、クルマで出ても髪の毛に目や耳を苛められないで済む。
何より気分が良いだろうな、という思いだけで昨晩は床に就いた。
それが今朝、あまりの雲の重さに、出ても隣市までだな、となる。野菜を買いに行くだけ、か。
昼近くになっても雲の多さは変わらない。流れているのかいないのか能く分からない、分厚く密集した、それでいてボンヤリとした、本当に煮え切らない重さと灰色が、空を席捲している。
もうクルマで行く気は全くなくなって、カブで地元のスーパーマーケット、ちょっと足を延ばしても地元の生協くらいで、となる。
昼過ぎても、雲の多さは変わらなかったので、地元のスーパーマーケットへ行く気すらなくなった。
明日はどうだ?いやいや。明日は3時半から歯の治療だったじゃないか。
重いのは空だけじゃない・・・、か。