「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)10月13日(火曜日)
(読者の声1)日本学術会議の問題が巷を賑わせているようです。もともと占領下日本でアメリカの意向のまま作られた組織ですから日教組や朝日新聞と同根なのでしょう。
ネットでは学術会議が自称する「学者の国会」ではなく「学者の全人代」だろう、世間知らずの左巻き学者による「赤い巨塔」だろうという声も。「おーるじゃんる」というサイトには時事問題研究所により50年前に書かれた「赤い巨塔」という本の一部が紹介されていました。
http://crx7601.com/archives/57268792.html
https://livedoor.blogimg.jp/crx7601/imgs/7/d/7d6f0e5b.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/crx7601/imgs/8/4/845ad682.jpg
北朝鮮の核開発が問題になっていたころ、日本の大学の核物理学教室が関わっているという噂もありました。
10月11日、日曜日のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」では「赤い巨塔」も取り上げ、かなり突っ込んだ内容でした。ネットで動画検索をすればまだ出てくると思います。
(PB生、千葉)
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「日本学術会議」という名称からして、何となく昔からあったもの、と納得していましたけど。
そうですね、前身があって当たり前だし、敗戦によってその前身は全否定されているのも当たり前のことでした。
そこまで行かずとも、GHQの占領政策の下で、他に一体どんなことが行われたか、ということを思い出すと、帝国憲法下に成立した学術会議(学術研究会議)をGHQが全く問題視しなかった、と考えることの方がおかしいですよね。
【 前身の名は「学術研究会議」。第一次大戦後の大正期(1920年)に成立しています。対して日本学術会議は昭和24年(1949年)、占領下で日本国憲法制定後、作られています。 】