3月4日(金)
3日木曜日、車検証が出来上がることになっていたので連絡を待っていた。
いつものことながら郵送という話があったが、出来たら取りに行くと言っておいた。
理由は簡単。少しでも理由を付けて乗りたいのと、自分で車検のシールを貼るといつまでも(2年後だけど)貼った位置に微妙な不満が残るのと。
昔の観光バスの駐車にバスガイドがホイッスルを吹いて指示を与えるのと同じ、か。
「ここら辺りですか」「あ、もうちょっと右。で、少し上」とか何とか。
これ、貼ってもらう時は指示できるけど、自分じゃ思い通りにはいかない。
待っていたが、電話は掛かってこない。
結局連絡があったのは夕方の4時過ぎ。
ということで、一日、家に居た。
最初は出掛けようかとも思ったが、いつもの癖でもたもたしていたら時間がどんどん過ぎて行った、という現実がある。が、9時から10時過ぎまでただ電話を待っていた、というのも事実。
明けて今日、昼くらいに車検証を受け取りに行くと言って置いたので、少し遅くはなったが1時過ぎに出発。
半年に一度は行っているのに、どうしたことか右折する筈の交差点の表示を見落とし、御影まで行ってしまった。これはボケじゃない。
何故だろうと考えるのは後にして、とにかく引き返せる場所を探し、折り返す。
今度は左折ポイントとなる交差点の表示を寸前になって発見、後続車があるかもしれないが確認する暇はない。行き過ぎるしかない。
「ハンドルを切ると同時にウィンカーを点けるということだけは絶対にしない」、が座右の銘。
車検の時(先週)と違って、今回は直ぐに人が出て来た。
用事はすぐに終わった。(当たり前か)
さて、何で右折ポイントを見過ごしてしまったのか。半年に一回だから忘れた、というわけではない。いつも通る道ではなかったけれど、前日にGoogleで近くの景色も再確認している。
考えられるのはその時「いつでも右折できるように」と中央線寄りの車線を走っていたこと。そして外側の車線にはトラックとミニバンがいた、ということから、これが目隠しになっていたのだろう。
何百メートルも同じ形で走っていたら変化に気付いただろうが、それなりの速度で流れながらも信号が多く、割り込み追い越しが常態の二車線道路。周囲の景色より車の動向の方に注意を向けてしまう。マジックを行っている手より、何もしていない方の手にタネがある。
目印を見つけることに躍起になって、事故を起こすよりも車の動きに目を取られて行き過ぎてしまう方が、間抜けではあるけどよっぽど良い。
「後ろの車に進行方向を知られたくないから、ウィンカーは寸前まで出さない」という信条のドライバーが一定数いるみたいなので、運動神経が鈍く加えて察知能力も低い当方としては、やっぱりこれしかない。
三十五年近く乗っていて未だにこれだから、何ともはや、ではあるが。