CubとSRと

ただの日記

2022年04月14日 | 日々の暮らし
 3月21日(月)

 着て出るつもりの服に着換える。

 運動不足の怠惰な生活ですっかり太ってしまったので、少しばかり節制をしようとしたが、どうも昔のようにはいかない。
 齢を重ねるにつれて新陳代謝力が低下し、なかなか体重管理は難しくなるものだそうだが、あと数年(2年足らず)で七十の大台に乗ろうという我が身だ、それも仕方がないかと言い訳をしてみる。

 言い訳をしても体重は減らない。体重は減らなくてもいいが、着ることのできる服が減るのは困る。ジャケットは何とかなる。ボタンを留めなきゃ良い。
 だがズボンはどうにもならない。ファスナーを開けっぱなし、と言うわけにはいかない。
 先日ほとんどのズボンが、ホックを留めようとしたらどんなに腹を引っ込めても全く留められなかった。手を繋げないホックの距離、約5センチ。ファスナーを引き揚げることなどできない。
 もう驚きながらも笑うしかなかった。そして「これは困った」となる。当然の展開。
 と言うわけで少し気を付けてみた。夕食の時間を早めにしたり、夜はおやつを食べないこと、としてみたり。

 ほんの少し胴回りが細くなったような気がしたので、最初に書いた服を用意した。
 相当に窮屈だけど何とかホックを留められた。ファスナーはこれに準じた。

 が、いかにも窮屈だ。クルマに乗ってしまえば慣れると思うが、慣れるまでに何かの拍子で腹に力を入れてズボンに取り返しのつかないダメージを与えてしまうかも。ボタンがはじけ飛ぶとか、ファスナーが壊れるとか。

 昔、毎朝スクワットを200回やっていて腿が太くなった。ズボンの腿周りがきつくなったが胴回りは変わらなかったので、特に気を付けることもなく、或る日何気なしにしゃがんだら、一瞬でマンガみたいに見事にズボンの尻が10センチ以上裂けた。

 仕事場での椿事で、どうやって家に帰ったかよく覚えていない。置いていたジャージーか何かを穿いて帰ったんだろうが、上着はどうしたんだろう。まさか上はそのままなんてことはないだろうから、おそらくヤッケか何かを引っ掛けて帰ったと思う。

 気に入っていたスリーピースだったが、替えのズボンは作ってなかったから、泣く泣く上下共捨てることにした。
 年金だけで生活している今、こういうパターンはもうアウトだから。

 結局その服は止める。
 「ダブルのジャケットは?」と思いつく。こっちの方がマシだ。ズボンも何とかなりそうだ。ワイドカラーのシャツだからネクタイもダブルノットだろう、と数年ぶりの締め方を5回か6回やり直し、やっと何とか格好がついた。
 鏡に映してみた。これはいけない、と即刻中止。
 道の駅に買い物に行くのにこれは120パーセント、いや200パーセント場違い。

 何やってんだか。

 (続く)

 


 
 

 
コメント
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