12月19日の続き
昨日は「結構、そこらをうろついて」いた。
朝9時過ぎにパン屋に電話を入れ、昼前に買いに行く、と言ってたんだった。
それで10時半をだいぶ回ってから出たんだった。
初めにコーヒーを買いに、神戸駅前近くの喫茶店に行く。
おそらく十年ぶりくらいにロブスターを飲む。ニブラを100g挽いてもらって出る。
自分でその都度挽けばいいようなものだが、持っている小さなマキネッタで 入れる時は、ほんの数グラムだけ挽かなきゃならない。加減が難しい(大きいのは持ってない)。
で、ペーパーフィルターを使う時用のは、挽いてもらわない。今回はエスプレッソ用だけ。
挽いてもらったコーヒーと共に店を後にしたが、何か忘れているような気がする。で、いつもの通り、思い出そうとする。メモ書きしている壁に掛けたカレンダーは、ない。当たり前だ。
「考えろ!考えるんだ!」
今、何をしようとしているのか。パンを買いに行くんだった。そして今、将にパン屋に行こうとして・・・、あ!
パンを入れるためのリュックを、店の壁に掛けたままで出てきたんだ。頭に眼鏡を載せたまま「あれ?めがね、どこだ?」とやっている懐かしいコントのまま、だ。背中に目はついてないから、リュックを下ろしたことを忘れてしまえば存在を思い出すことすらできない。空のリュックは重さを感じさせないから完璧に失念していた。店を出て十メートル足らずの所だ。
カブの良いところ。その場で方向転換できること。
カブでなくたってできるけど、目の前は停止線だ。そしてこの道は一方通行だ。白バイの警官だってその場で方向転換しちゃいけない。
こちらは一方通行以前に、そんな大型バイクで方向転換できる技術は、ない。
が、カブならエンジン切って、Uターン、そのままセローの「2輪2足走行」ならぬ、「2足歩行」ができる。これは交通違反にはならない(らしい)。
とは言え、十メートル足らずでも乗ったまま、一方通行の道を逆走(逆歩?)するわけにはいかないから、押して戻る。軽いと言われるSRだって、ここまで簡単にはいかない。
リュックを背負い、改めて出発。今度は間違いない。
パンを受け取り、また、神戸駅前に戻る。今度は地下街の惣菜店。
以降、おっちょこちょいなことはせず、まっすぐ帰宅。
そして独り宴会の準備にかかる。総菜を四種類ほど買って帰ったから、それに加えて主役の鍋。「切ってぶち込んで煮る」だけの「なでしこ鍋」だから、あとはひたすら飲んで食べて、という流れ。
・・・・というわけで、翌日「何をしたか覚えてない」というのは当然のことだ。
・・・威張って言うようなことじゃないけど。