CubとSRと

ただの日記

まだまだ歯医者

2020年12月22日 | 日々の暮らし
 12月16日

 今日は歯医者に行く日だから、その後、コーヒーを買いに行こう、と思ってカブで出た。
 歯科医院までは近いのだが、脛あてをして出るべきだった、と後悔する。
 膝から脛にかけてのソフトプロテクターだけど、本来の用途より、専ら冬の防寒具として重宝している。これ以上の防寒具はカブのレッグシールドしかない。
 けど、恰好優先でそれは取ってしまっているので、どうしようもない。

 9時半からだったが、治療そのものは10分そこそこで終わる。
 が、内容は濃かった。
 現在、門歯に被せてあった差し歯を外し、今回はそれに新しい差し歯をかぶせる、ということだったが、いざ外して
 「あ、これはあかんわ。根治してない。良かった、危ないとこやった。このままにして置いたら抜かなあかんようになるとこでした」
 と言われる。
 さらに
 「あ、綿が出てきた」。
 え?綿?

 何でも昔は神経の通っている筒形の穴を、そのままにして義歯を被せていたんだそうで、この門歯も神経が取ってあって管型の穴が空洞のままだった。そのため歯の根元が腐ってきていたのだ、と。
 「この穴を(消毒して)詰めてなければ、歯の根元が腐って膿が出てきます。で、最後には抜かなければならなくなる」

 そうか!そういうことだったのか。差し歯にしてから10年近くは、体調を崩したり、疲れがたまったりした時に、この歯の根元辺りの歯茎が膿を持つことがあって、歯茎の表面に黄色の粒のような腫れができることがあった。
 気になって爪や針でつつくと弾けて膿が出る。あとに小さな穴が残るが、それまでの痛みは一瞬で消える。そしてその穴も気が付いた時はなくなっている。何度も経験したことだけれど、そうか、これが理由だったのか。

 それで、前の下顎の歯と同じくこの穴から薬を入れ、根元を根治させる。それから穴を埋めて義歯を被せる。だから人によって差があるけれど、1週間から数週間かかる。

 間違いなく、これなら来年の1月中には済まないな。

 だが、確実に解決に向かっている。
 「何処まで続く泥濘ぞ」でも「底なし沼」でもない、ということが実感できる。
 

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怠け者の一日

2020年12月21日 | 日々の暮らし
 12月14日

 2時半を回って寝て、4時前に目が覚め、改めて寝たけれど、次は5時半。
 起きて散歩に出ようかとも思ったが、2時半から5時半ということは、僅か3時間しか寝てないということになる。
 そんなので散歩に出て行き倒れ、なんてことになったら洒落にもならない。
 ・・・と思って、寝直す。
 次に起きた時は8時をしばらく回っていた。

 朝食は結局11時前。
 今朝はさほどではないと思ったが、昼近くになっても気温が上がらない。
 それでも感心なことに(自分で言うか?)洗濯物を10時半頃に干して朝食を摂ったら、少し身体は温かくなった。
 で、炬燵に潜り込んで、テレビを見ながらまた寝てしまった。

 用事もないので3時頃から習字(?)をしてみたり、ブログを書いたりしていたら6時前。慌てて夕食の準備にかかる。

 ピーマンを炒め、鰈を煮て、味噌汁はインスタントのシジミ汁。
 
 これから1週間ほどは最高気温でも10度そこそこらしい。山の上だからあと2~3度は低くなるだろう。
 今日は風呂に入らず、寝る。外出してないから。

 ・・・・・と、まあ、何もしない日がこのまま繰り返されたら、と、ゆっくりぼんやり考えてみると、ジワリ、老いが忍び寄ってくるわけだな、と思い当たる。
 じゃあ、と忙しく立ち働けば・・・・。
 その場合は突然、それも大きな音立てて老いが突撃してくる。

 どうしようもないなぁ~。

  
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「洗車」周辺

2020年12月20日 | バイク 車 ツーリング
 12月12日(土)

 11日金曜日、一日走ったわけだが軽自動車とは言え、自立する四輪の車。バイクほどには疲れない上に、走行距離も200キロ足らずだったから、疲れが残った感じはない。ただ、少し腰が痛かった。
 とは言っても昨年や一昨年のような、「だから、車に乗るのが億劫になる」というようなことは全くなくなった。

 身体の不調というのは、本当に、気持ちに大変な影響をもたらす。「健全な精神は健全な肉体に宿る」、ってのは低次元でも言えることなんだろう。勿論、「じゃ、体に障碍がある人は健全な精神は持てないということか!」と横車を押す人は昔からいるけど、そういうことを言っているのではない。そういうのは状況設定を無視した物言いで、ただの言いがかり、難くせ(だから横車という)。
「健全な肉体」というのは不都合のみならず違和感もない、早い話が肉体(の存在)を意識しない、肉体に束縛されない状態。
 また変な方向に行こうとしている。

 疲れは残ってない。特に用事はない。クリーニングに出していたジャケットも、帰りがけに店に寄って受け取ってきたから、改めて出る用もない。

 で、200キロほどでも久し振りに遠出をしたんだから洗車をしといた方がいいな、タイヤも、あのガソリンスタンドに新しく設置されたエアポンプを使ってみたいし、などと思い始める。
 ガレージは直接、道路に面している。路上で洗車を行うのは通行の邪魔になる。だから洗車機で、する。
 月に一回、水洗いだけの洗車をしている。そのガソリンスタンドが店の改装後、水洗い300円だったのが、突然100円になった。
 300円だって気軽だけれど、100円となると、却って「そんなに安くしていいのか?」と心配になってくる。
 けれど、こちらとしては、ただ笑顔になる。

 資源ゴミの袋を助手席に置き、100円の水洗いに行き、拭き終わって、最後に空気圧調整。
 指定気圧になればブザーが鳴るので安心して終了。続いて資源ゴミを回収箱に放り込むべく生協へ向かう。
 「作業をするわけだから」、と先日買った、あのオーバーオールで家を出ていた。流石に作業着、洗車後の拭き上げ、タイヤの空気圧調整共、身体が動かしやすくて良い。「服を意識しない(服に束縛されない)」状態。
 
 本来、カブで出る時のためのライディングパンツ代わりに、と思って買ったのだが、案外、応用範囲は広いのかもしれない。
 
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官費でまかなわれながら国家を壊せと

2020年12月19日 | 心の持ち様
 十五年も前に書かれた本が五年前に復刊されて、その書評がこれです。
 今年の学術会議の話題と見紛うばかり。
 今回、「国家を壊せと叫んで」はいないだろう、とマスメディアは言いたいでしょうけど、言っていることの中身は「国家の方針には断じて従わない(学問の自由)」、ということ。つまり、「国民としての責任・義務は拒否する」ということですから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「松本清張を見直す。(賛美する気は、ありません)」
 2016.12/11 (Sun)

 題名とそぐわないかも、と思いながら、ですが、宮崎正弘氏のメールマガジンにあった書評を転載。
 「事実を見詰めよ」と言われ、いきなり論理的思考を否定されることが最近の風潮ですが、「事実」って大概、数字だったり、ただ表面的な事象だけだったりすることが往々にしてあります。
 そして、その深奥に関してじっくり考えようとすること自体、歓迎されないのが最近の傾向のように思うのですが。
 思い過ごしでしょうか?

 でも、事実は上っ面を見るだけでは掴めない筈です。
 上っ面を見ながらも表面にはとらわれず、その内部構造(仕組み)を推測してこそ解明ができる。解明しなけりゃ「事実を見詰める」意味、ないですもんね。

 「「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成28年(2016)12月12日(月曜日) 通算第5131号」
 に、氏の
 渡部昇一『昭和史 松本清張と私(上・下)』(ビジネス社)
 の書評が載っていました。
 なるほど、松本清張という人は、やっぱりこういう物の見方をしていたんだな、と改めて得心させられたような気分です。
 以下、転載です。

 ~~~~~~~~~

 あれほど創造性豊かな小説を書いた松本清張も、歴史解釈はでたらめ
  『右翼と軍部の結託』か、「GHQとCIAの陰謀」というワンパターン

  ♪
渡部昇一『昭和史 松本清張と私(上・下)』(ビジネス社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 松本清張の小説は殆ど読んだ。
『或る小倉日記伝』、『ゼロの焦点』『西郷札』『時間の習俗』など、ストーリーの詳細まで覚えている初期作品は衝撃的でさえあった。
 ところが氏の歴史解釈シリーズとなると、噴飯もの、デタラメ、アジビラ史観である。かねてから、この矛盾は何が源泉なのか、不思議に思ってきた。
 同様に松本清張ファンであった渡部氏も、松本の創作世界と歴史評論との落差を考えてこられた。
とくに醜いまでに歪曲された作品が『昭和史発掘』である。
戦前・戦後の『怪事件』は、軍とか、GHQの陰謀と判を押したようなワンパで裁断され、左翼風に強引に解釈され、あたかも「暗黒時代」であったかのように敷衍されている。典型が治安維持法である。

渡部氏はいう。
「治安維持法は悪法の典型のように言われてきましたが、共産主義者達は『現存する体制を暴力でひっくり返す』『皇室を廃止する』と言っていたのですから、政府がこれを取り締まる法律をつくるのは自然でした(中略)。彼ら(共産主義者)は当然、昭和前期=暗黒史観」に立ちます」。
つまり治安維持法に代表される時代そのものが暗いと強調したいわけである。
ところが松本清張は「当時の日本が他国に類を見ないような穏やかで良い国であった側面を殆ど消してしまった」のである。

治安維持法で死刑になった者はひとりも居ない。
歴史的事実は逆で、ピストルをもって暴れていた共産主義を取り締まる警官側で『殺されたり、廃人になるほどの重症を負ったりした数は五十人以上』
非合法時代の共産党書記長だった渡邊政之輔にいたっては逃亡の最中に挙動不審を疑われ、台湾の基隆港で警官達とピストルを撃ち合った。警官は死亡、渡邊自身もピストル自殺した。
黒白という意味でも松本史観は、すべてがあべこべである。

このような反体制側に不都合な事実を、松本はおそらく意図的に書かなかった。共産主義への『理解』が度を過ぎて高かった作家である。
共産主義の活動家で通称『山縣』という有名な共産主義者がいた。かれはソ連へ逃れたが、野坂参三の密告でスターリンによって銃殺された。ところが松本清張は、山縣の死を『病死』と書いた。
 その上「松本さんは、戦前の事件であれ、戦後の事件であれ、『陰謀』に繋げるのが大好きです。戦後の事件は殆どGHQやCIAと関係づけ、戦前のわけのわからない事件はかならず右翼や軍部の仕業に結びつけています」

 日本は社会の隅々まで明るく、共産主義者は社会から疎外されていた危険集団であったこと、大学に赤教授が蔓延ったが、欧米では大学を追放されるのに、日本では赤がキャンパスに猖獗を極めて、官費でまかなわれながら国家を壊せと叫んでいる。これを放置している日本の現状こそが異様なのではないか。
しかし松本清張は史実をねじ曲げて暗い、とても陰湿な時代だったと逆のことを言い張るのである。
巷間いわれる「松本史観」なるものが、ゴミ箱史観であることを渡部氏は上下2巻にわたって詳細に検証し、決定的な反駁をされた。
 本書は2005年に刊行されたものの復刊である。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 これ、十年以上も前の出版物なんですね。
>「治安維持法は悪法の典型のように言われてきましたが、共産主義者達は『現存する体制を暴力でひっくり返す』『皇室を廃止する』と言っていたのですから、政府がこれを取り締まる法律をつくるのは自然でした(中略)。彼ら(共産主義者)は当然、昭和前期=暗黒史観」に立ちます」。
>治安維持法で死刑になった者はひとりも居ない。

 共産主義は、現体制を破壊することで共産主義体制を実現しようとするわけだから、当然のこと「現体制破壊」の革命をめざす。「革命」の中身も、「現王朝を断つ」のではなく「現体制を破壊する」わけだから、禅譲などないわけで、結局は武力に頼らざるを得ない。民主主義体制の中で、話し合いで現体制を「破壊する」、なんてことはできないのですから。
 そうなると、まずは、現体制を「打倒されるべきもの」「否定されるべきもの」と断定するのは第一段階として至極当然のこと。
 だったら「皇室は廃止すべきもの」「戦前は否定されるべきもの(暗黒時代だから)」となるのも、これまた至極当然。
 ここには論理なんかありません。「初めに答えありき」、で、この答えは「神」である、ということになります。

 それにしても
 「治安維持法で死刑になった者はひとりも居ない」
 、なんてご存知でしたか?私は知らなかった。
 逆に死んだ人は体制側にたくさんいる、なんてもっと知らなかった。
 ご存知でしたか?私はこれも知らなかった。
 つい昨年のことですよ、「戦争法案反対!」って言ってたのは。今年は隣国では「大統領がすべて悪い!」と大騒動。
 大統領、選んだの、誰でしたっけ?選んだ人には責任はないのか?
 あ、脱線した。

 >日本は社会の隅々まで明るく、共産主義者は社会から疎外されていた危険集団であったこと、大学に赤教授が蔓延ったが、欧米では大学を追放されるのに、日本では赤がキャンパスに猖獗を極めて、官費でまかなわれながら国家を壊せと叫んでいる。これを放置している日本の現状こそが異様なのではないか。

 「官費でまかなわれながら国家を壊せと叫んでいる」
 これ、読み飛ばすには惜しい一言です。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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学術会議

2020年12月18日 | 心の持ち様
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和2年(2020)12月17日(木曜日)
通巻第6733号   <前日発行>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(読書特集)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
まさに日本学術会議は中国への『抜け穴』、赤い巨塔だ。
中国の代理人がうようよいる日本学術会議に国費が10億円
     ♪
白川司『日本学術会議の研究』(ワック)
@@@@@@@@@@@@@@@@@

 左翼の自爆? 
 2020年10月、日本学術会議の会員任命で同会議から推薦された新会員105名中6名が菅義偉首相によって拒否され、「事件」となった。
 国民は学術会議の本質を知って驚くとともに失望が拡がった。
「学問の自由が侵された」だの「憲法違反だ」とか的はずれな批判が6名によってなされた。そのうちの1人は「とんでもない所に手を出して来たな、この政権は」と上から目線で獅子吼してみせた。
ならば「日本学術会議の闇」を明らかにせんとして本書は編まれた。
学術会議からの反論は、かえって納税者から痛烈な批判が高まり、学術会議が『アカの巣窟』であり、共産党の隠れ蓑、『学問の自由』を守らない人々が『学者』を僭称して、国の方針を邪魔するよこしまな集団であるという真実が白日の下に晒されたのだ。
 しかも、この中国の代理人のような輩がうようよいる日本学術会議に国費が10億円も投入されている事実が浮き彫りとなってさらに問題化した。
彼らの反論はやけくその論理矛盾であり、「自爆」だった。
かれらこそ「赤い貴族」ではないか、と本書は、その闇を衝く。
評者(宮崎)、学生時代に『日本学生新聞』を主宰していて虎ノ門にあった時事問題研究所に毎月、広告をいただきに通っていた。『時の課題』という保守の月刊誌を出していた。この会社が1970年に『赤い巨塔「学者の国会」、日本学術会議の内幕』という書籍を刊行した。すぐに広告出稿をお願いに行くと実物も呉れた。嶋田さんという温厚な紳士が編集長だった記憶がある。
本書の著者がいうように、爾来半世紀、この問題は『赤い巨塔』の問題定義以来、「一ミリも動いていないのである。そのことは大袈裟ではなく、本当にショックだ」(228p)。
 本文中で指摘されている東京大学が『中国化』しているというおそるべき実態も深刻な問題であり、税金が『反日』に使われていて、まさに日本学術会議は中国への『抜け穴』、赤い巨塔だと告発する。
 『2020年の東京大学留学生4000人の半数以上が中国人』(192p)
 殆どの外国人留学生に日本人の税金から奨学金が投入されている。翻って日本人学生は、学費を稼ぐためにアルバイトに明け暮れている。
なんという矛盾なのか。米国のように学生ビザを一年更新として、怪しげな留学生を追い出せないのか?
 レーニンは「あやつらは自分を吊すロープを自ら編んでいる」と意味深長な言葉を残した。
日本国民は自らの税金で、いずれ日本を滅ぼそうとしている人たちを集団で生活まで面倒を見ていることにならないのか。


    (宮崎正弘氏本人による書評です。)
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