下ごしらえ

今朝は５時に起きて　入試に向かう息子にお弁当を作りました。
息子のリクエストをきいてメインは唐揚げ。（笑）
７時半頃　元気に出かけていきました。
「リラックス、リラックス！」といいながら送り出したら
「無責任な親だなぁ・・（笑）」といわれましたが。
無事に万全の体調で　この日を迎えられたし
やるべき事は　最後まで頑張り続けた息子。
これ以上に　なにも望むことはないのだから。

昨夜　お弁当の下ごしらえをしながら見ていたのが
辰巳芳子さんの番組。
この方の番組は出来るだけ見るようにしているので
見たことのある場面もあり　新たに見る新鮮な場面もありました。

その中で辰巳さんがおっしゃっていたこと。
料理も人間も下ごしらえが大切。
見えるところにだけ手をかけるのではなく
見えないところに手をかけないと本物にならないと。

すべての生き物はよりよくなることを求め
それは　お料理の中でも同じ事で
よりよく、おいしくなろうとしている。
それにすこし手を添えてやるだけ・・と。

基本的には　お料理のことをお話しをされているのだけれど
それは　子育ても同じ事がいえるように思いながら聞いていました。

うちの息子たちも　人としてはいま下ごしらえの時期でしょう。
わたしはきっと　いろいろな手をかけているつもりでも
とても大雑把な余計な下ごしらえをしていて　本来しなければならないところに
気づいていなかったのかも知れないなと　耳の痛い思いでした。

時を待つと言うことの大切さ。
時が来なければ実る物は実らないし
下ごしらえに手を尽くしたら　あとは時を待つ。
美味しさは　自ずとやってくる。

そんな心に響く言葉を　これからは忘れないように
少しずつ親の手を離れて歩き出すであろう長男と　
まだまだ親の手も必要とする時期の次男。

ふたりの成長を見守りながら　
私も　しっかりとした下ごしらえに手を尽くせるよう
努力して　あとは手を添える程度に
風と時間に任せて時を待つのを楽しみたいと　思います。