おいしいしあわせ

しあわせは いつもあたたかなキッチンから・・

始まりは暮らしのレシピ

2021年09月04日 | ひとりごと




料理研究家の栗原はるみさんのパーソナルマガジンharu_miが、100号をもって最終号となるとのことで、発売日から探していたけれど、札幌で手に入ったのは昨日のこと。

主婦としての右も左もわからない頃、
オットの転勤で暮らした街で、
はじめて買ったのは
「ごちそうさまがききたくて。」

実家からは遠く離れた街で、
誰かに頼れるわけでもないはじめての子育ての中で、栗原さんの暮らしの世界はキラキラとしていて、子供が寝ている時など、それを見るだけで、本の中の料理を作ってみるだけで、楽しみを見つけることができました。

栗原さんのレシピ本は他にも多数持っていますが、25年前暮らしのレシピというパーソナルマガジンが出て、それがすてきレシピと名前が変わり、その最終号まで全て買い続けて、今も全部待っています。

栗原はるみさんのシフォンケーキは、
300台くらい焼いたと思います。
チーズケーキも、かなり焼きました。
煮豚も20年以上、栗原はるみさんのレシピが、我が家の定番の味です。

それほど楽しみにしていたこの雑誌も、
最終号に近くなるころ、わたしも主婦としての経験を少し積んだ事、自分でも料理が少しできるようになっていたこともあったと思うけれど、一時期この本に魅力があまり感じられなくなったことがありました。

後から知ったことですが、その頃栗原さんも大量のレシピ作りに追われ、自分らしい雑誌が作れていないのではと悩んでいらっしゃったとのことで、ちょうどそんな時期に重なっていたようです。

その後、ご自分のペースでご自分らしいものをと創刊されたharu_mi。

こちらは全て持ってはいないのですが、
折に触れて購入し、この頃は毎号購入していました。

家族を思う気持ちや主婦業を楽しく、
そして料理に向き合う丁寧な姿勢。

50代も半ばとなった今のわたしも、
改めてこの方の魅力を感じていたからだと思います。

暮らしのレシピの創刊号と、2号となるすてきレシピと、発売されたばかりのharu_mi。
雑誌の類は転勤で引っ越すたびに、
処分するか迷っていたけれど、
最終号と並べて画像を撮れて、
大切に持っていてよかったなと思います。