無水肉じゃが。
素材の水分だけの肉じゃがを作るようになって、もう何年になるでしょうか。
もちろん煮汁たっぷりの肉じゃがも好きですが、旨みを閉じ込めたこの肉じゃがも大好きです。調味料の量も少なくてすむのがまたいいです。
結婚したころ、わたしの実家では豚より牛の肉じゃがが多くて、普通に牛で肉じゃがを作ったら、豚肉文化(後で知ることになる)
で育ったオットと大げんかに。
二度と肉じゃがは作らないと思ったものです。(笑)いまなら、
そんなことでたいして揉めることもなかったのでしょうけれど、若さも手伝って。(笑)
それから牛肉の肉じゃがはうちでは封印。
豚肉の肉じゃがです。
今ではわたしもすっかり慣れて、
これが好きですが。
それぞれに育った土地や家庭の食文化がありますね。
わたしも肉じゃがは譲りましたが、
お正月料理で筑前煮のような煮物を
うま煮と呼んで作るのですが、
それはゆっくり時間をかけて、
(一時は2種類用意したりして)
鶏肉に慣れてもらいました。
義母は豚のロースブロックで作る人でした。
それぞれに譲り合ったりして、
今のうちの味になっているのだと、
肉じゃがを作るたびにあの日のケンカ(笑)を思い出すわたしです。(笑)