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幻冬舎の設立者、現代表取締役社長の見城徹さんの半生というか、
仕事ぶりを紹介。
作家ではなく、編集者という立場で本の出版に携わる。
企画した本は多くのベストセラーや、5本の直木賞作品を生む。
その仕事ぶりは、渾身誠意をつくし、相手(作家)の懐に飛び込む。
度胸だけではなく、そのための準備たるや凄い。
相手に、有無を言わせない説得力がある。
その根底にあるのは、ハングリー精神ではなく,反骨心、負けん気である自己
人間の進歩には、「自己検証」、「自己嫌悪」、「自己否定」、
これがなければ進歩はないと。
中身は、単に「読書論」ではなく「人生論」である。
それを、充実させるために「読書」、そして本質的なものを読め、と。
最期に、何かの機会に読んでみようと、気になった本。
・東野圭吾 「祈りの幕が下りる時」
・宮部みゆき 「火車」
・高村薫 「リヴイエラを撃て」
・恩田隆 「蜜蜂と遠雷」
・小田実 「何でも見てやろう」
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