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人間が思考する際に、言語は重要な役割を果たしている。その場のコミュニケーションのツールとして「今ココ」だけではなく、過去や未来の事象、目の前で起こってないことまでを表現できると。
まさに落語が好きなのは、この言葉の創造性です。この本、四人の対談形式で進んでいますが、その中の短歌からは俵万智さん。そしてラッパーのMummy‐Dさん。は極めて今彷徨っている自分にひとつの答えを示してくれてる。
どちらも、視覚ではなく聴覚優先であるということ、短歌でさえ文字の無い時代から人々は聴覚を頼りに歌を詠んでいた。そうです短歌は「読む」ではなく「詠む」なんです。自分なりに良い短歌はあとからでも諳んじえる、声に出してなんてひびきの良い歌だと思えます。
もう一つ、今お稽古している落語が「鷺とり」。後半にでてくる俄(にわか)が韻をふんだ言葉あそびで、まさにラップ。何とか自作の俄(にわか)を挟みたくて製作に苦慮いたしております。それなりのヒントを頂けたので、9月の発表会までには何とかつくりたいと思っていますが・・・・。

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