おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

創立80周年のブルガリア・フォークロアアンサンブル「スレデッツ」

2017-05-10 08:07:28 | アート・文化

「ダンスとか音楽とか好きでしょ? 次の日曜日、チケットあるから行くわヨ~!!」と70代のリリーおばちゃん。このおばちゃんは何でもブルガリア伝統舞踊のダンスチームに所属していたんだとか・・・若い時に、ね。その時の話を約1000回(?)聞かされていた(笑)のですぐにそのジャンルのコンサートだとわかりました。

ソフィア市中心部のオペラ座・・・とにかくすごい人、人、人・・・今まで何回か行ったオペラの時とは比べ物にならない人出!! へぇ~人気なんだなァ~!! リリーと、さらに友人のナディとライナ・・・ チケットをもらってオペラ座の3階席に登ります。

ここの劇場、何回か来てるけど今までで一番上の席に座ったような気がする・・・

幕が上がり、いつものスゴいダンス !! その辺のピクニックや結婚式のシロウトダンスとは違い、一糸乱れぬステップ!! 


美しい衣装!! 

さらにジュニアクラスやおこちゃまチームもあるようで、


小さなおこちゃまたちもがんばってダンス発表会的な感じ・・・


今回はこのダンスアンサンブル「スレデッツ」の創立80周年記念だったそうで、ダンスの間に映像でチームの歴史が紹介されていました。リリーおばさん自身の話がこれを見てようやく分かった!! 

この「スレデッツ」はソフィア市のアンサンブルで、とても美しく踊るので有名で、厳しく監視されていた共産体制下でも外国に行ってコンテストに参加するほどの特権を与えられていて、さらにリリーおばさんはそのチームのトップダンサーで、行った先のダンス競技大会でいくつもメダルを取っていたんだとか・・・(そのくだりはもう何千回も写真付きで聞かされている。笑)

体制が変わった後の20年前(60周年)の頃には少し衰退してフォークロアダンスでしたが、今はまた盛り返してきているようです。練習風景には厳しい一面も!! もうアスリートのように鍛えてる、って感じです。

アイリッシュともコサックとも違う独特のリズムとステップ・・・ そして激しい有酸素ダンス!!

3階に座ってたから、アンサンブルのフォーメションが手に取るようにわかる・・・ 

広い舞台を端から端まで使い、そして大人数で踊る!まさに圧巻!! リリーによると昔はなかったような振付やフォーメーションが取り入れられているそうです


一緒に行ったナディはダンス大好き!! 見てたらノリノリでついには自分も踊りだし~♪ 後ろに座ってるリリーに「見えないでしょーっ!!」と怒られるぅ~(笑)

80周年のお祝いにたくさんのお花が贈られていましたが、そのうち一つは日本から!! フォークロアアンサンブル「デテリナ」・・・日本とも交流があるんですね!! 

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学期末の子供たち~これから冬休みだ~!!

2016-12-26 18:07:03 | アート・文化

ちょこっと用事でソフィア市中心部に行ったある日、大声で呼ぶ人が・・・ あっ!ボジダルおじさん!! オルランドフツィ地区に住む友人です。「ぐーぜんだねーっ!! 今、妻の職場に来てるんだ!!」 あっ、奥さんのマリエトカさんも一緒だ!! あいさつすると、「今度の木曜日、ウチで世話してる子供たちのイズロージヴァがあるんだけど、見に来てね!!」と誘われました。「イズロージヴァ」とは展示会の事。冬休みに入る前、どこの学校でもやるのですが、マリエトカさんは養護学校の先生で、特に彼女はてんかんの問題を持つ子たちの教育に携わっているのです。

ワタシも親戚に同じ問題を持つ人がいることもあり、ちょっと他人ごとではないなーと思っていました。場所はすぐに分かったので仕事の合間に行ってみることにしました。

トラムが通る本屋街「スラヴェイコフ通り」の「チタリシュテ」(公民館?)に行ってみると・・・ やってました‼ 子供たちの作品が並んでいます。絵画の方はアクリル絵の具です。

あーなつかしいなー!! アタシも高校の時、美術はアクリルだったなー!! すぐ乾くから扱いやすいんだよねー!! さらにアクセサリーやスカーフなどもあり、こちらは販売しているようです。

マリエトカさん曰く、「小さな子供たちの障害については、ホントにここは大変でね。ようやくオフィスを持てるようになったけど、ここまでが闘いだったわー。」 う~む、確かに。国としてもうスゴイ”金欠状態”だからか、そこまで手が回らないということもあるのでしょう。それにこういうことって個人として身近に聞かないと関心を向ける機会が少ないかも。

話を聞いていたら、ナイロンのショッピングバッグが目に留まりました。

同じくアクリル絵の具で絵が描いてあります。「これは重度の子たちの作品よ。こんな少しの事でも彼らにとってはとても難しいのよ」とマリエトカさん。ひとつ4レバということで買いました。買い物に便利だもんね。ブルガリアだけに限らずどこでもハンデのある子供たちの教育を支援する仕事は大変そうです。がんばってほしいですね。 

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ますます「西欧化」・・・ブルガリアのクリスマス

2016-12-18 08:49:32 | アート・文化

あーさみーっ!!と、地下鉄駅から出ると思う今日この頃のナデジュダ区。公共料金を払いにいつもとは逆の「セヴェレン・パザール」側に出てみます。こっちにはちょっと屋根もあって、お気に入りレストラン「ティコ」もあっていいんですが・・・ と、知らないうちにクリスマスマーケット的なことをしていますね~!!

木で販売ブースを作ってあってそこで甘いものやグリューワインを売っています。

う~む、なんかブルガリアの人って日本人と同じで楽しそうなことに関して節操がないよね~。なんでドイツのクリスマスマーケットの真似すんの? ここのところますます景気の悪いブルガリア。地方からソフィアに来ているっつーのに、ソフィアがこう景気が悪くっちゃーねー。そういえば、この国も、位置的に、そして立場的にシリア難民を受け入れているようですが・・・ しぶしぶだろうなぁ、そして彼らに対してヒドい扱い・・・ まっ、「オレたちだってビンボーで困ってるのに他の人なんか助けられるかっつーのっ!!」ってところなのでしょうか?

にしても、このクリスマスの感じ、毎年毎年西側に寄せ過ぎって!! ブルガリアとか東欧伝統のクリスマスって、少なくとも私がブルガリアに来た最初の頃でもこうじゃなかった気がするなー。どっちかというとクリスマスより新年の方が大事、というか正教会のクリスマスって1月7日だったんだけど・・・ 

でもまァ、ここの伝統だとクリスマス、つまり「コレダ」には庭のブタをつぶす、小麦粉で「ピトカ」(クリスマスにはちょっと豪華な大きいちぎりパンになる)かいつものバーニッツァをちょっと大きめに作って、くじ用にストティンカ玉を入れて、新年にはその辺の木で作った(?)「スルヴァクニッツァ」の棒でバンバンするくらい・・・ 経済的にいうと「まわらない」クリスマス、なんでしょうかねー。みんながお金をババーっと出す状況をつくりだしたいのはよくわかるんだけど、そうなると西側っぽくするしかないのかなァ?でもそうすると、お正月終わった後、さらにこの経済は停滞しちゃう感じなんですけどね~。

だいたい、クリスマスの飾りにしてもプレゼントにしても花火にしてもほぼ全部中国製。「日本で売れない」とはじかれたものなんかをこっちに回してきて売ってるんじゃあないの、という疑惑も・・・。それだからかどこでも同じようになっちゃうんだろーな~。たとえばこれ、数年前から出てきたけど、今年はさらに増殖してますヨ!! トナカイ・・・ 

時々赤いポンポンがついてる車をよく見るなぁ、と思ったら角が落ちちゃってお鼻だけになっちゃった、ちょっとマヌケなヤツも(笑)。なんだかこれって、シャンシャンシャンシャン・・・ってずっと走っててなかなか着かないサンタさんみたいな(あ、それってさま~ぁずの昔のネタか。さすがに「ヘロヘロ」とか「イタイイタイイタ~イ」とか言ったり、「マルクスっ!!」って叫んだりしないけど・・・笑) でも、車に傷が付いたりしないのかねぇ?

まっ、わたしにとっちゃどっちでもいいけど。でも、ここのグリューワイン、1杯2レバ30・・・ キルコフのワインバー(?)のは1杯1レバだったのに・・・ それにこっちの、キルコフのよりあんまりおいしくないような・・・ でも、がんばって売って、年末年始のためにお金稼いでネ! ああ・・・ 物価にビンカンなアタクシ。ブルガル化(?)してます~。 

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ネコカレンダー、売り切れ状態・・・

2016-12-06 09:48:50 | アート・文化

昨日、久しぶりに大きな買い物をしたスーパー「カウフランド」・・・ レジ前の一角に来年のカレンダー。あっ、そうそう、2017年のカレンダー、まだ買ってなかった・・・ と、いくつかサイズや絵の違うものを買い求めました。

このカレンダーたち、各種カードや絵葉書をつくっている会社が出してるみたいですねぇ・・・ ブルガリアの各地方の特徴的な建物や自然、お花などなど・・・この時期ブルガリアに来られるならばおみやげに使えそうなアイテムがいっぱい・・・ そして今年は写真だけでなく絵画バージョンも出ました・・・ 誰かお抱え画家がいるのかなァ? ホントは絵だったら、友人のプラメンとヤニータの絵が好きなんだけど・・・ いっそ彼らにアート感覚を発揮してもらって絵と万年カレンダーがセットになったものなんて作ってもらっちゃおうかな?なんてアイデアがわいたりして。

ホントはネコちゃんのカレンダーが欲しかったんだけどなぁ・・・ 今年2016年のカレンダーは月ごとにいろいろなネコちゃんが載っているやつを(去年の年末には)見つけられたんだけど・・・ 今年は同じ感じのものが全く見つからず。早々に売れちゃったのかな? 

でも、今年のカレンダー、何とも普通のネコの写真ばっかりで、特に今月のはどらネコにガンを飛ばされてるようで・・・ その点、ドイツ製のカレンダーはデザイン、そして写真のセンスも良くてオッサレー!! でも、ブルガリアの祝祭日が書いてないので、いつが休みかわからないのがちょっと・・・ それじゃあ意味ねえじゃん!!(笑)

ブルガリアのカレンダー、一番多いのが3か月分の表がかかっているタイプ。おもしろいのはプラスティックのリボンが付いていて、そこに赤い枠が日ごとにスライドしていくんです。でもおんなじ一枚の絵が一年間かかっているのでつまんない・・・ 

やっとのことで近所のクニジャルニッツァ(書籍文具店)で小さなネコカレンダーを見つけましたヨ!! これだと月ごとに子ネコたちを毎日机の前に見れる! 

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独立記念日にユージェンパークでフォークロア・フェスティバル!!

2016-09-29 19:46:04 | アート・文化

ソフィアの田舎地区ナデジュダ界隈・・・ 5月にウチの近所のセヴェレン・パーク(北公園)で、ソフィア市協賛のコンサートが行われ、来た人たちがそこでバーベキューを楽しむ、っていうの、以前に書きましたよネ? なんかこのテのイベントがここのところソフィアのいろんな公園でいろいろ行なわれています。そのうちの一つなのか、ソフィア市のセレブ地区(ナデジュダやリューリンとは真逆)にあるユージェン・パーク(つまり南公園)で、独立記念日の9月22日から週末にかけて似たようなイベントが開かれました。

たまたまそのころ遊びに来ていた日本人のお客さんがいたり、近所の、コンピュータ・プログラマだけど心の純(?)な友人マヌエル君もいたりしたので、皆で出かけてみることにしました。地下鉄で「ジェームス・バウチェル」駅までほんの15分。そこから元「ヤポンスキ・ホテル」で、今はなんだか不思議に改装された「ホテル・マリネラ」と在ブルガリアアメリカ大使館の横を抜け、公園に入りました。すると・・・

大きな音楽の音!! そしてなんだか煙がモクモク、それもいいニオイの・・・

音のする方に歩いて行くとたくさんの市民でごった返しています。

ユージェン・パークには真ん中に大きな広場があるので、こういうイベントにとっても適しています。そこに特設ステージと広場を囲むようにテントがいくつも!! 

そのテントではバーベキューが!! 内側にお客さんたちが食事を楽しめるテーブルと椅子がおかれていました。

芝生スペースもあってワンちゃんと一緒に来た人はその辺に腰を下ろしています。ホントに自由~♪ 日本で最近はやっているフェスっていうのはこんな感じなのかな?

ステージではホロ(民族舞踊)やナロードニ・ペスニ(民謡?)が披露されています。

ブルガリアを代表する7つの地方(上の写真参照)の民族舞踊(ホロ)!!

女の子たちに


男の子たち・・・ 一糸乱れぬステップ!! 

圧巻!! その後の歌も、おねえさんがアコーディオンを弾いて歌うのはめずらしいかも・・・

芝生の広場を囲むように設置されたテントにはいろいろなブースがあり、

ブルガリアの民芸品を扱うお店があったり、


粘土細工で土偶(?)や鳥の鳴き声のする笛、

それぞれの民族衣装を貼り絵で作るコーナーがあったり・・・

一つのテントはスモーリャンというブルガリア南部、ロドピ山脈地方の都市からの出店!! ポリフェノールたっぷりそうな「アロニア」のジュースに鹿肉のハム・・・ モモ肉がドドーン!!

この地方、さすがはヨーグルトのふるさとだけあって乳製品の品質では国内随一で、ここのテントではおじさんによるバターの手作り実演に


おばさんたちによるバーニッツァづくりが見学できました。日本人のお客さんたちも大喜びっ!!

ただ、一緒に来たマヌエル君、ちょっと健康オタクで食べ物や飲み物に超ウルトラ気を遣っているらしく、売ってるそばから、「高っ!! 信じられない高さ!! なのに体に悪いんだよ、コレ~!!」とお店の人に聞こえちゃう勢いでしゃべるぅ~!! マヌエル君、面白いコなんだけど・・・ ちょっとだまっててっ!! 日本人のお客さんたちには申し訳ないけど、そういうわけで会場のバーベキュー、ちょっと積極的におススメできませんでした・・・(笑)  

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