塩ヌキの一週間がやっと終わり、もう一度お医者さんのプレグレッド(診察)の日が来ました。どうかなァ・・・ その日も、自分も医者に診てもらいたかったビオレッタとゲルギノバ先生の所へ行きました。やっぱり患者さんが一杯で30~40分ほど待って・・・
「じゃ、血圧測ってみましょう」とわたしの両手で測ります。こちらの血圧計は聴診器をひじの内側の血管の見えるところに当てて、音で最高血圧、最低血圧を測る方法。一般家庭でもそうで、みんな扱い方を知っています。わたしもこのタイプの血圧計欲しいなあ~。だって聴診器っておもしろそう♪ ゲルギノバ先生はニッコリして「今日は上110下80ね。よかったわ。原因がはっきりして。でも油断しないで。また以前の食生活に戻れば血圧も上がるわよ。」おお~っ!!! よかったァ~♪一応下がったんだ!! でも教訓になりました。やっぱりもう若くないのね・・・(涙) 食事に気をつけて、あとあんまり車にばかり乗らないで運動もするようにしないとネ。
と、安心したとき、「あれ?声がヘンね。風邪?」と先生にきかれました。 「ハァ・・・2,3日前から」「あら、じゃちょっと診てみましょう」 聴診器を肺のあたりに当てます。「う~ん、ちょっとひきこんでるわね。レツェプタ(処方箋)を書くからお薬飲んでネ。」ええっ!? こっちで薬? 「来週もう一度来てね!!」 ハァ~(汗) 健康管理ってムズカシイのネ。特にペルニックはソフィアより少し寒く、「スホ・ストゥッド」つまり乾いた寒さで、乾燥した気温マイナスの空気を吸い込むので気をつけないとすぐに気管支がやられてしまいます。でも、もうゲルギノバ先生とお知り合いになったからコワくはないゾ!!
それにしても、ブルガリアの医療システムは日本のとは違う!! ビオレッタと一緒でなかったら何が何だかサッパリ分からなかったでしょう。大病院(?)の中はまるで迷路のよう。くら~い、古~い廊下や階段の向こうに血液検査の部屋があり、ここはいつも人だかりがあります。紙を提出し採血してもらうのですが、わたしのをやってくれたメディチンスカ・セストラ(ナース)のおばさんは超イイカゲン!! 私の血をテーブルにこぼしてしまいました。「アラ、アラ・・・」その辺においてある布でふいて・・・ コワ~っ!! やっぱりアブナイな~、この国の医療。保険証発行も病院から1kmほど離れてるし・・・ああ、ビオレッタ、助けてくれてありがとう。
にしても、不思議なことが一つ。健康保険に入っていると一回の診察は1レバ80(約150円)取られるはずなのに、先生も、ナースも、ビオレッタも何も言わない。ビオレッタ曰く、「絶対いくらなんて聞いちゃダメよ。そのために私がいつもバーニッツァを作って持っていってるんだから!!」 ええ~!? 現物払い(って言う言葉、ある?)!? 「心臓科の先生なんて2レバ取るのよ!!(怒)」 って言うか、そっちのほうがあたりまえじゃん!? ウ~ム。そういうわけで次の診察に、親日家のゲルギノバ先生のためにちらし寿司(すしT郎を混ぜただけだけど・・・)を診察料として届けました(笑)