友人のラファルとオーラが以前から「ウチに遊びにおいでヨ!!」と誘ってくれていたプレーヴェンという町。こちらも友人のボビと一緒に出かけることにしました。
プレーヴェン・・・ ソフィアからヴァルナやヴェリコ・タルノヴォに向かう幹線道路からちょっと北上するとある中堅都市。ソフィアからルセに行く道の途中にあります。前にロヴェチに行くときに通過したことはあったけど、どんな街だろう・・・ 車でソフィアから2時間半で着きました。ラファルとオーラと待ち合わせしたのは町の中心部にあるスーパー「ビラ」!! ビラがあるということは結構暮らしやすそう・・・ ビラの周りの道では露店でいろいろな物が売られています。結構住みやすい町かな? なんて思ったりして。にしても暑い!! ソフィアも晴れてたけどプレーヴェンのほうがねっとりと暑い感じがします。その日は少し強い風があったからよかったけど、無風だったら汗だくになりそう。
やってきたラファルとオーラにその話をすると、「そ~なのヨ!! プレーヴェンはブルガリアの最高気温をよく出す都市なのよね~!! ちなみに冬は最低気温をよく出すよ!!」 ええーっ!? 暑くて寒い!? 日本でいうと熊谷みたいなトコなのかな?
ランチのあと、「ちょっとヤゾビルに行ってみよう!!」 ヤゾビルとは湖のこと。いくつかの湖が連なっていてその周りが公園になっていたり、ちょっと高級そうなホテルがあったり・・・その中でも上流に近いほうに二つの湖が連なっているところがあります。なんとなく自然の湖というよりも人工的に作られたダムみたい・・・ 2つの湖をへだてるところがあって、そこも通れるようです。
車を停めて歩いていってみると・・・ 湖の周りの道路沿いは木々が生い茂り、涼しい木陰を作り出しています。子供たちが自転車で湖の周りをサイクリング♪ 車も少ないし、イイよね~!! 周りは結構切り立ったガケで、ロッククライミングの訓練をしてる人も! そしてそんなガケが切れ込んだところに・・・ 何と「ワイン・ミュージアム」!!! こんなガケの洞窟で作られて保存されたワインはさぞオイシイだろうなあ・・・ でも、着いた時間が閉館より30分遅くて入れず。 「もうちょっと早く着いてたら入って試飲もできたのにね~」とラファル。ザンネン・・・
歩きながら見てみると、たくさん食堂やバーベキュー設備があった跡が。ガケを切り掘って食堂にしてたところも・・・いわゆる「ヒジャ」つまり保養所としてしっかり整備されたところだったようですが・・・ 今あるのは「スカラ」屋さん、つまりキョフテなどのグリル料理をビールなどと出す店が1軒のみ・・・ 以前は滝(といっても上の湖の水をトンネルで引いてきてるだけみたいだけど・・・)の下の涼しげでおしゃれなカフェだったであろう所は、水びたしに・・・ つわものどもが夢の跡、みたいな。今はツバメたちの「リゾートマンション」です。
湖の周りにはたくさんの太公望が! 一人のおじさんに「釣れますか?」と聞くと、ブアイソにあごでバケツを指します。見ると・・・ フナやら何やら魚が・・・ 結構釣れてる!! ラファルによると、「釣りのシーズンになったらプレーヴェン市民みんなが釣りに行っちゃって、市内には誰もいなくなるんだよ!」 プレーヴェン市民、総釣りキチ!? どんだけ釣りが好きやネン!!! で、釣るのはフナ? ブルガリアでは鯉もフナもフライにして食べるのですが、ちょっと泥くさそう。でも、アウトドア用品をそろえて湖のそばで涼しく日がなのんびり、というのも悪くなさそうですね~。