「船頭多くて船、山に登る・・・」じゃないですが・・・ ブルガリアでウォータースポーツといえば黒海!! でも海のないソフィアでウォータースポーツ?… ワタシも列車の窓からこれを見たときはホントにビックリっ!! 目をみはりました!! それは高原でのプチフカからの帰り、暑ーいトラキア平原から、これまた暑ーい列車に乗ってソフィアに帰ってくる途中、もうここからソフィア、という感じでオコロブラステン・プット(ソフィア外環道)を列車がくぐったところの池で水しぶき!! なんじゃ、こりゃー⁈ これは確かめに行かなくっちゃ!!
それは、ちょうど外環道と国鉄の線路が交差するところの「カジチェネ」というセロのハシっこにある大きな池。池のほとりにはレストランもあり、池の中にはいくつかジャンプ台も!! そしてよーく見ると、池の上空(?)を巡るような形でワイヤーが張り巡らされています。あんまり新しい施設には見えないから、共産体制時代からソフィアっ子たちのウォータースポーツの聖地になっていたのかな? それともスキー場のリフトなんかを再利用したものなんでしょうか?
点検をしているのか何人かがモーターと大きな滑車の付いた塔の上で作業中。その下ではのんびり泳ぐおじさん。
そして池のほとりでビーチのように草の上に寝転がって日焼けするカップル・・・ 9月になったというのにまだまだ35度を越えている日に、黒海や、イスカル湖にさえ遠出しなくても近所でリゾート気分・・・
整備が終わったのか、足にボードを履いて、「さぁ~やるぞーっ」と若者たちがすべり出てきました!! 中には何人もロングヘアーでスタイルのいいモミーチェたちがショートパンツからすらりと長い足で颯爽と滑っていきます。
そして池をぐるぐる回りながら時々ジャーンプっ!! うまく行くと気持ちよさそーっ!!
でも、よく考えてみると・・・ ここの入口に「水上スキー」って書いてあるけど、どちらかというと「水上ボード」!! ワタシ、ボード、やったことないんだよね~・・・ 足の下に2本板がないとちょっとしりごみしちゃう・・・
それから、この池で泳ぐのや遊ぶの、ちょっとツッコミどころがいっぱい・・・ まずは、パイオツカイデーのモミーチェタタ(女の子たち)と一緒に泳いでることになるんだよなぁ・・・
牛だけど。牛飼いのおにーちゃんに連れられた乳牛たち・・・ あまりに暑いので、お食事の間に池に入って半身浴・・・気持ち良さそう~!! だけど、ということは、この牛さんたちと一緒の水に入るって事ね・・・・
そしてテントやパラソルを出してのんびり日焼けしながら太公望たちは魚釣り。たぶん鯉や鮒をねらっているんでしょう・・・ そして釣れたらウチにもって帰って絶対に食うネ、こりゃ・・・ でも、ということは「鯉・鮒のえさ」の溶けた、そして生きた牛の出汁(!?)・・・ 牛さんたちの排せ・・・ うわあぁぁぁ~、考えてはいけない、それは~!! 人喰いバクテリアなんていないよねぇ?!
みんなが楽しそうに池で遊んでるのを見ていると、水面を吹き抜けてくる一陣の風・・・ 涼しい~!! その時ふっと、「もう秋が近いなっ」って感じました。